内容説明
戦後の画期的言論紙である『アヌタリアイヌ(我ら人間)』。その思想的指導を担った佐々木昌雄の舌鋒は鋭い。時代に向かってしばし吠えたけたのち、忽然と生きる舞台を変えてアイヌ状況から断絶した。本書は一世を風靡した佐々木昌雄の発言のすべてである。
目次
呪魂のための八篇より成る詩稿 付一篇(マキリの碑銘;北・おれ ほか)
『亜鉛』より(氷原疾走―十八歳の記憶;破滅の倫理―「邪宗門」論素描 ほか)
“シヤモ”が“シヤモ”である限り(この“日本”に“異族”として;“シャモ”は“アイヌ”を描いた ほか)
この死者を鞭打て(新資料)