さまよえる工藝―柳宗悦と近代

個数:

さまよえる工藝―柳宗悦と近代

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 317,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883231737
  • NDC分類 750.21
  • Cコード C3070

内容説明

純粋美術としての絵画・彫刻より低位におとしめられた陶器、漆器、金工、染織等の諸分野の工藝で活躍した板谷波山、武田五一、浅井忠、神坂雪佳、藤井達吉、津田青楓、富本憲吉、今和次郎、広川松五郎、高村豊周たち、絶望から出発し、近代工藝を模索する彼らの悪戦苦闘の軌跡を検証。また1900(明治33)年のパリ万国博覧会の前後に移入された、工藝図案の再生への出発となるアール・ヌーヴォーの意義を分析。さらに日本近代における唯一といえる体系的な工藝をめぐる柳宗悦の思想が誕生した経緯、その中身と意味を歴史的な文脈のなかで検討する。

目次

序―「非・近代」的な工藝の「近代」
第1章 明治・大正の工藝図案―図案の「藝術化」をめぐって(『器物図集巻三』と板谷波山のアール・ヌーヴォー;武田五一とその周辺―京都の工藝界との関わりを中心に;明治三〇年代京都の図案集と「図案の藝術化」 ほか)
第2章 変容する近代工藝―一九一〇年代から一九三〇年代へ(工藝の個人主義―一九一〇年代の工藝;薊のモティーフと一九一〇年代の工藝;工藝の在処をめぐって―一九二〇年代の工藝 ほか)
第3章 柳宗悦と「工藝」の思想(柳宗悦における「眼」と「もの」の位置;柳宗悦と「民藝」―「工藝自体Craft‐Itself」の思想;「工藝」の課題―柳宗悦の視点から ほか)

著者等紹介

土田眞紀[ツチダマキ]
1960年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒業。大阪大学大学院文学研究科西洋美術史専攻博士課程単位取得退学。三重県立美術館学芸員(1987~1999年)を経て、現在、帝塚山大学人文科学部および大阪成蹊大学芸術学部非常勤講師。第一〇回倫雅美術奨励賞受賞。専門分野は柳宗悦を中心に東西の近代工藝・デザイン史、工藝論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2022/12/27

Nanako Matsumoto

0
明治、大正から1930年代にかけての工芸の変遷とそれにまつわる思想など。おもしろかったのは2章 工芸の伝統をめぐってはシャルロットペリアンとの関わりについて。3章の柳宗悦と工芸の思想:身体、個人へむかっていく。2014/10/02

人生ゴルディアス

0
帯が煽りすぎ(うますぎ)。また、明治初期、廃藩置県や廃刀令直後の混乱や苦境などが詳しく記されているわけではない。1900年パリ万博で工芸は美術品ではないとされてしまったが、そのあたりもさらりと流している。メインは、明治30年ごろからの、工芸における図案の意義など、段々とデザインの重要性を訴え始める人たちの出現について。ただ、本文でも断っているように、こういう人たちは圧倒的に少数だったようだ。なんにせよ、タイトルと帯が秀逸すぎて……どうしても内容が見劣りしてしまうちょっともったいない本。2013/12/10

まいも

0
工藝の方向性矛盾。もっとしっかり読み込んで理解したい2011/07/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/210460
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。