出版社内容情報
『読みながらネットリテラシーを覚える』がコンセプト。
タブレットやスマホ、ゲーム、ネットに早期に触れる子どもたちに向けて、ショートショートで各巻15話収録。
内容説明
この本の中で登場するお話は、実際に現実で起こった事件を元に描かれています。
著者等紹介
藤白圭[フジシロケイ]
「意味が分かると怖い話」(河出書房新社)でデビュー。「意味怖」シリーズは累計41万部超、若い世代を中心に大きな支持を得ている
中島花野[ナカジマカノ]
長野県生まれ。武蔵野美術大学卒業。デザイン事務所に勤務後、フリーのイラストレーターとして活動を始める
高橋暁子[タカハシアキコ]
ITジャーナリスト、成蹊大学客員教授。10代によるLINE・Instagram・TikTok・XなどのSNSの利用実態、情報リテラシー教育に詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mayuko Kamiwada
5
誰しもが持っているスマートフォン。SNSを使って友達と連絡を取り合ったり、顔も知らない誰かに自分のことを発信している人も多い。15話の短編の中にSNSを利用して事件に巻き込まれるお話が収録されている。自分では些細なことだと思った行動が実は事件に発展するかも・・・という物語を読みながらネットリテラシーを学ぶことができる。使っている今は大丈夫なのかもしれない。けれど、絶対に大丈夫だと言い切れない。スマートフォンを持つことが当たり前の現在、怖さを理解したうえでどう使用するか本書を通して考えていけたらと思う。2025/06/10
いなこ
3
SNSの使い方を間違えた人たちに実際に起こった事件を元に描かれた。投稿する、投稿されることで、被害に遭う恐ろしさ。軽い気持ちでのやり取りに犯罪に巻き込まれ、また犯罪者になる可能性もある。繋がることの楽しさの隣に疑惑が多く潜んでいることを警戒して欲しい。2025/05/06
つんどく
2
主に小中高校生向けのSNSトラブルやディープフェイク、闇バイトへの注意喚起本。15の短編で本当にあった事件などを元に描かれている。それぞれつい出来心、ちょっとしたミス、ちょっとした油断からえらい目にあう。主に子ども視点で書かれているので、大人も子どもがこういうふうにトラブルに巻き込まれる(巻き起こす)のかと学びになる。物語を読むのが嫌な人はそれぞれの解説を読むだけでもいいかもしれない。2025/06/16
ともぞー
0
若者向けの啓発本というか教訓本。具体的だから理解しやすいと思う。実際に起こった事件を基にしているからなのか、それとも「意味怖」シリーズの藤白さんのせいなのか、とってもブラック。若者たちよ、肝に銘じてほしい。2025/07/27