内容説明
わが国の厚生行政は「鉄の三角形」と言われている官・政・財の結びつきにて成り立ち、欧米に比べて10年以上も遅れをとっている。本書は、著者本人が多数関与した薬の人体実験をはじめ、その他人権を無視したさまざまな事件を通して、わが国厚生行政の元締めである厚生省の「悪の倫理」を暴く。
目次
第1章 日本の医療行政のあゆみ
第2章 胃腸薬に混ぜられたサリドマイド
第3章 外国では認められていない効能で被害が拡大
第4章 人体実験の基準が不備で死亡者続出
第5章 私欲のためにスパイも辞さない厚生役人
第6章 激増する副作用報告と厚生省の無策
第7章 効かない抗ガン剤がなぜ認可されるのか
第8章 汚染された血液製剤でエイズ患者が多発
第9章 危険な“万能薬”ステロイドが野放し
第10章 効果の不明な痴呆症の薬
第11章 民の生を厚く
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