評伝 中江藤樹―日本精神の源流・日本陽明学の祖

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784883207138
  • NDC分類 121.55
  • Cコード C0090

内容説明

中江藤樹は、日本初の私塾を開き、女性にも学問を勧めました。それも、江戸や大坂といった大都市にではなく、琵琶湖の北の寒村にその身を置いて、身分の区別なく塾生を受け入れました。江戸時代前期、藤樹を開祖とする「日本陽明学」はすごい勢いで日本人に広まっていきます。藤樹亡き後、門人たちは日本各地に散らばって、藤樹の教えとともに陽明学を広めました。幕末維新期には日本の近代化の原動力となったことも、特筆に価するでしょう。その他の偉人賢人たちとは、影響力の大きさがまるで違うのです。

目次

プロローグ 中江藤樹が生まれて生きた時代
1 幼少期・修学時代
2 前期・朱子学時代―「四書」中心
3 後期・朱子学時代―「五経」中心
4 前期・陽明学時代―陽明学との出合い、そして模索
5 中期・陽明学時代―王龍渓の教えとの出合い
6 後期・陽明学時代―大悟
7 藤樹の教え―「信じること」と「五事を正す」
8 藤樹後学時代

著者等紹介

林田明大[ハヤシダアキオ]
陽明学研究家。1952年長崎県生まれ。実践哲学としての王陽明の思想と、日本の禅、ゲーテやR・シュタイナーらの理念とを比較融合させた独自の視点による研究で知られる。その研究成果を94年に『真説「陽明学」入門』として上梓、2015年に本書の英語版が刊行された。陽明学的な生き方を貫きつつ、現代人向けの活きたテキストを数多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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