食の日韓論―ボクらは同じものを食べている

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883206551
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0090

内容説明

天才的な異袋を持つフードライターが、「食」の一点で突破・展開する、新しい日韓論。

目次

第1章 日韓のスーパーに見る交流事情(1999年の韓国暮らしと僕の日本食ライフ;劇的進化!韓国スーパーの日本料理事情;発展途上!?日本スーパーの韓国料理事情)
第2章 韓国の生産現場で成長する“つながり”(日本人が知らずに口にしている韓国産食材;莞島アワビの養殖場で体感した“韓国産”への信頼;康津のパプリカ農場で“韓国産”の価値を知る)
第3章 韓国で郷土料理化した日本食は歴史遺産か?(光州のユビキとソバから国家と市民を考える;歴史とは別次元で受容された日本食の名残を追う;新アイデアで磨かれた仁川の日本食文化)
第4章 和食の最先端に国境はなかった(韓国のとんかつに意地と進化と知恵を見た!;ホテルの高級日本料理から韓国人の精神性を読解する;こんなにも親しまれている日本の外食店;新世代の台頭で深まる食の交流)
第5章 冷麺には未来があった(本場の冷麺が食べられれば、謎は解けるか?;初めての北朝鮮で打ち砕かれた食の常識;冷麺がつなぐ日韓朝のストーリー)

著者等紹介

八田靖史[ハッタヤスシ]
コリアン・フード・コラムニスト。慶尚北道、および慶尚北道栄州市広報大使。1976年、東京生まれ。韓国グルメツアーのプロデュースや食品開発アドバイザーをこなすかたわら、韓国全土での食べ歩きは一二〇〇ヵ所を優に超えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ayakankoku

9
興味深く読了。韓国の食材が日本でもたくさん見られるようになり、嬉しい今日この頃!本を読みながら、韓国留学中におでんを注文したら、日本とはだいぶ違うことに驚き、とんかつの薄さに驚いた話を思い出した。早く韓国行きたいなー!2021/02/01

nizimasu

3
韓国料理は韓流ブームとともに日本にも紹介された感じがなきにしもあらずだが日韓関係の冷え込みとともに落ち着いている。その一方で著者によれば日本食の韓国での進出ぶりは目を見張るものが多いという。そうした中で韓国産のアワビやパプリカは日本にもかなり輸出されているというから日本と韓国の食のつながりは深い。だが韓国に置ける日本食はもはや日本食ではなくローカライズされていておそばやとんかつは日本の味とは全く別な進化を遂げている現状をレポしている。そうした中で冷麺を日韓の架け橋として取り上げる視点がユニークではあるかも2016/03/22

siomin

1
盛岡の冷麺,博多の明太子のように,日本には朝鮮半島由来の食品の名物が存在するし,スーパーに行ったらキムチは何種類も存在している。その一方で,日本の食べ物が韓国国内で受容され発展しているさまも紹介しており,日韓の食文化の行き来をまとめた一冊になっています。韓国産アワビやパプリカの輸入量がかなりのもので,それも日本市場のマーケティングが行われていてうえで生産されているのも驚きます。著者は現地に赴き,おいしそうに食レポしており,政治的にはいろいろ対立があっても,食欲はそれらを凌駕してしまうのがよくわかります。2021/09/24

sayanu

1
韓国にある日本食、日本で売っている韓国食などを通じて日韓の交流を紐解いていく。 日本統治時代から韓国で独自の進化をとげたそばやとんかつなど今改めて韓国ドラマでみるご飯の背景がしられてとても楽しかった。 パプリカの対日輸出戦略も、船で数時間のお隣であることを改めて考えた。2021/06/11

kenitirokikuti

1
2001年ごろと比べ、韓国のスーパーで日本食品は増えた。納豆、かつお節、カレールーがある。とんかつもメジャーになった。▲韓国から日本への野菜の輸出、キムチよりもパプリカが多い。というより、日本のパプリカの7割が韓国産で、韓国から日本への野菜輸出の半分がパプリカ2016/03/19

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