内容説明
頼れる山岳気象予報は、どのようにして生まれてくるのか?山の天気のスペシャリストが、初の書き下ろし!天と山と人が織りなす気象のナルホド!
目次
第1章 天気予報の現場―海外編(ヒマラヤの天気予報―竹内洋岳さんローツェ登山;竹内さん8000m峰14座目登頂 ほか)
第2章 天気予報の現場―国内編(世界文化遺産「富士山」の人気;富士山の登り方―2012年8月△日 ほか)
第3章 おちこぼれ、山岳部にいく(地図と天気図に溺れる幸せ;山との出会い ほか)
第4章 生と死に関わる私語(一度目の危機―滑落;初めてのヒマラヤ ほか)
第5章 恐怖の慢性骨髄炎―気象予報士を目指して(まさかの発症;慢性骨髄炎(化膿性骨髄炎)というもの ほか)
著者等紹介
猪熊隆之[イノクマタカユキ]
山岳気象専門会社「ヤマテン」代表。気象予報士。国立登山研修所専門調査委員兼講師。カシオ「PRO TREK」開発アドバイザー。中央大学山岳部監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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フクミミ
6
山が好きで天気のオタク、まさに天職。竹内洋岳さんの本の中で、著者の事が 書いてあったので手に取った本。遠く離れた日本から、登頂前のヒマラヤの山頂の天気を予想できるとは?!と興味があった。 その道のスペシャリストになる人というのは、誰に教えられることもなく幼いころから興味を持ち、才能の芽を出し、いずれはその道で大きく花を開かせるものであると思う。それと「慢性骨髄炎」という病気の事も初めて知った。2014/01/07
シャム
3
中央大学山岳部時代の大変な経験や、その後の病気の話など興味深かった。 2024/09/06
R
2
3章以降の著者の生き方・経験が非常に面白かった。特に骨折が原因となった慢性骨髄炎の体験は壮絶で、山をやっていながらここまでのリスクを考えていなかったのは冷や汗もの。死なないことはもちろんだが、より安全な山行のために今後もより一層の勉強やトレーニングが欠かせないなと思った。2015/01/09
tomoko*
1
山が好きな人にとってもオススメ! 山の魅力、自然の厳しさが伝わってきます。 おもしろくて、あっという間でした。 山を続けられなくなったとしても、こういう形で関わる事も出来るんだと感心! 改めて、山というフィールドはデカイと実感しました。2014/03/05
yasu kash
0
★★ しかし、ヤマテンはよく当たりますね。2017/04/30
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