内容説明
本書は、具体的に学習の方向や手段を示す。適切な読書案内、進学の手引き、それに基本的用語についての解説もあるので、親切なガイドブックとしての要件もすべて備えている。
目次
第1章 私さがしの旅―臨床心理学との出会い(辞められないというカルマ;教師になる夢と留学 ほか)
第2章 軌跡をたどる―臨床心理学の歴史と展開(臨床心理学の歩み;臨床心理学を築いた人たち ほか)
第3章 基礎を知る―臨床心理学の知識と療法(精神分析学;分析心理学(ユング心理学) ほか)
第4章 実践に学ぶ―臨床心理学の現場(臨床心理学の対象および活動領域;心理療法の過程と実践 ほか)
第5章 未来を描く―臨床心理学ヘのアプローチ(わたしの心理臨床;心理臨床家からのメッセージ ほか)
著者等紹介
林昭仁[ハヤシショウジン]
1937年滋賀県生まれ。東京大学大学院教育心理学専攻修了。京都文教大学同大学院教授を経て、現在山梨英和大学副学長・教授。日本臨床心理士会代議員、日本学生相談学会理事を務める。臨床心理学の「学生相談」の実践に第一義をおき、カウンセリングを通じて三十余年、若者の悩める時代を共有し、社会へ羽ばたく姿を見守るなかで、人間とは何かという主題を問いつづけている
駒米勝利[コマゴメマサト]
1944年北海道生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒業。京都文教大学同大学院教授を経て、現在山梨英和大学人間文化学部教授。ロジャーズの提唱するクライエント中心、人間中心のカウンセリング観をもとに、実践に根づいた臨床心理学の研究を林氏とともに展開している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 求めない 小学館文庫