出版社内容情報
初級学習者にとって日本語の「待遇」を学ぶということについての理論と方法を知るために有用な一冊。注文扱い。
「待遇コミュニケーション教育」とは、「敬語」をはじめとする「待遇」という観点を重視した「コミュニケーション教育」のことで、日本語教育において、特に注目されている分野の一つです。本書は、この「待遇コミュニケーション教育」について、筆者が自身の教育現場における実践を基にまとめ、教育について具体的な提言を行っています。初級学習者にとって日本語の「待遇」を学ぶということがどのようなことであるのか、また、その教育はどうあるべきかについての理論と方法を知るために有用な一冊です。
第1章 序論
目次
第1章 序論
第2章 研究の理論的背景
第3章 研究の焦点
第4章 実践の背景
第5章 研究1:「観察タスク」による「気づき」
第6章 研究2:「気づき」を促す「教授ストラテジー」
第7章 結論
著者等紹介
ウォーカー泉[ウォーカーイズミ]
シンガポール国立大学語学教育研究センター所長補佐。日本語プログラム主任。シンガポール日本語教師の会会長(2005年~)。東京都出身。エジンバラ大学応用言語学部修士課程修了。早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程修了。日本語教育学博士。日米会話学院日本語教育研修所、日米教育交流委員会教育交換プログラムで日本語教授法のトレーニングを受ける。オレゴン工科大学、スターリング大学スコットランド日本研究所、キッサコ・インターカルチュラル・インスティチュート、日本大学芸術学部等の日本語講師を経て、2000年よりシンガポール国立大学に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。