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出版社内容情報
多様な分野における問題を研究と実践の対象とするコミュニティ心理学の考え方やアプローチの仕方の初歩を学ぶためのテキスト最新版。学校・教育、家族・家庭、介護・福祉、青年のキャリア支援、職場、精神障害者などの社会復帰支援、災害や犯罪の被害者支援、異文化共生、地域・環境など、さまざまな分野における問題を研究と実践の対象とするコミュニティ心理学。本書は、その考え方やアプローチの仕方の初歩を学ぶためのテキスト。最新の知見や統計資料をもりこみ、制度の変更等に合わせて修正した改訂第3版。
はじめに
? コミュニティ心理学とは何か
1 コミュニティの概念
2 コミュニティ心理学の定義
3 コミュニティ心理学の理念
4 コミュニティ心理学と価値
5 コミュニティ心理学者の役割
? 基本的発想
1 ドーレンウェンドの「心理社会的ストレス・モデル」
2 人と環境の適合
3 生態学的発想
4 社会環境の重要性
5 生活者としての人間
6 発達・成長モデル
7 予防の重視
8 エンパワメント
9 アドボカシー
10 地域中心主義
11 社会資源の活用
12 コラボレーション
13 サービス提供のあり方
14 多様性の尊重と代替物の選択
15 コミュニティ感覚
16 社会変革
? 歴史的背景
1 精神保健革命
2 コミュニティ心理学誕生の背景
3 ボストン会議
4 欧米におけるコミュニティ心理学
5 わが国におけるコミュニティ心理学
? 背景となる理論
1 危機理論
2 ストレス理論
3 ソーシャルサポート理論
4 システム論
5 行動理論
6 原因帰属理論・役割理論
7 ラベリング理論
8 ソーシャルネットワーク理論
? 介入・援助とその評価
1 コミュニティへの介入
2 危機介入
3 コンサルテーション
4 サポート・ネットワーキング
5 自助グループ
6 ブリーフ・アプローチ
7 フェミニスト・アプローチ
8 アクションリサーチ
9 プログラム評価
? 家庭・地域における実践
1 子育て支援
2 家庭児童相談室
3 児童相談所
4 DV被害者母子支援
5 DVを防止する法律とその特質
6 電話相談・自殺予防
7 高齢者の地域ケア
8 ごみ問題
9 近隣騒音
10 まちづくり
? 学校・教育の場における実践
1 保育カウンセリング
2 特別支援教育
3 教育相談室
4 「いじめ」問題
5 スクール・カウンセリング
6 フリースクール/フリースペース
7 不登校児の親の会
8 塾・予備校における援助
9 学生相談
10 学校におけるセクシュアル・ハラスメント
11 教師のバーンアウトと予防活動
? 産業・職場における実践
1 働く女性のメンタルヘルス
2 従業員援助プログラム(EAP)
3 キャリア支援
4 リストラ・失業対策
5 職場内メンタルヘルス
6 勤労者のうつ対策
? 医療・保健・福祉の場における実践
1 精神障害者とコミュニティ・ケア
2 精神障害者の自助(セルフヘルプ)グループ活動
3 HIVカウンセリング
4 緩和ケアと遺族支援
5 精神科リハビリテーションと多職種との協働
6 高齢者介護施設における多職種チームケア
7 「居場所」としてのグループ・アプローチ
? 多文化コミュニティを支える実践
1 留学生支援
2 留学生と地域交流
3 外国人労働者に対する援助
4 中国・サハリン(樺太)帰国者へのソーシャルサポート
5 海外居住とその家族
? インターネット・コミュニティを支える実践
1 メール相談
2 オンライン・グループ
さくいん
執筆者紹介
植村 勝彦[ウエムラ カツヒコ]
編集
高畠 克子[タカハタ カツコ]
編集
箕口 雅博[ミグチ マサヒロ]
編集
原 裕視[ハラ ヒロミ]
編集
久田 満[ヒサタ ミツル]
編集
目次
コミュニティ心理学とは何か
基本的発想
歴史的背景
背景となる理論
介入・援助とその評価
家庭・地域における実践
学校・教育の場における実践
産業・職場における実践
医療・保健・福祉の場における実践
多文化コミュニティを支える実践〔ほか〕
著者等紹介
植村勝彦[ウエムラカツヒコ]
1942年生まれ。愛知淑徳大学名誉教授
高畠克子[タカバタケカツコ]
日本精神技術研究所顧問・スーパーバイザー
箕口雅博[ミグチマサヒロ]
1951年生まれ。立教大学名誉教授
原裕視[ハラヒロミ]
目白大学大学院心理学研究科教授
久田満[ヒサタミツル]
1957年生まれ。上智大学統合人間科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。