内容説明
がんに健康食品は効くの?―がん患者にとってアガリクスやプロポリスなどの健康食品は非常に気になるもの。いわゆる民間療法を科学的に検証し、実践するのが補完代替医療である。本書では、世界の研究機関の見解とわが国の特有性を考慮し、補完代替医療に対する考え方や正しい利用法を解説する。
目次
第1章 補完代替医療とは
第2章 がんの補完代替医療
第3章 信頼できる情報ができるまで
第4章 信頼できる情報はどこで探すか
第5章 補完代替医療を利用する前に確認すべきこと
第6章 がんの補完代替医療の科学的検証(1)健康食品
第7章 がんの補完代替医療の科学的検証(2)健康食品以外
第8章 がんの補完代替医療のためのQ&A
著者等紹介
住吉義光[スミヨシヨシテル]
独立行政法人国立病院機構四国がんセンター第一病棟部長。1953年徳島県生まれ。1979年徳島大学医学部医学科卒業、同泌尿器科学教室入局、1989年四国がんセンター泌尿器科医長を経て2005年より現職。愛媛大学医学部臨床教授を兼任。専門は泌尿器科がん、がんの補完代替医療
大野智[オオノサトシ]
金沢大学医学系研究科臨床研究開発補完代替医療学講座特任准教授。1971年静岡県生まれ。1998年島根医科大学(現島根大学医学部)卒業後、同大学第二外科入局。2002年同大学大学院修了(医学博士)、大阪大学、金沢大学を経て2007年4月より現職。2006年より早稲田大学人間科学学術院非常勤講師を兼任。専門は腫瘍免疫学、がんの補完代替医療学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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