出版社内容情報
本書では「論理チャート」という「日本人のための日本語の読み方」の技術をマスターします。本書の目的は、日本語の「文章」を論理的に読み、日本語で「論理的に考える」ことができるようになることです。Part1同時発売。
本書では「論理チャート」という「日本人のための日本語の読み方」の技術をマスターします。本書の目的は、日本語の「文章」を論理的に読み、日本語で「論理的に考える」ことができるようになることです。素材となるテクストは、山崎正和氏、中沢新一氏、梅原猛氏、福田恒存氏、青木保氏、河合隼雄氏等、一流で論理的な文章であり、それらの筆者の思考を「論理チャート」で1行1行読み解き、追思考すると、どんなに難解と思われる文章もすらすらと、まさしく「道」が見えるように読むことができるのです。文章を読み解くと同時にその背景となる「時代(前近代→近代→現代)の論理チャート」の説明にもこだわり、現代が抱える問題を自分の頭で考え、自分の意見を論理的に表現できるようにもなります。
【著者紹介】
上原広嗣 UEHARA Hirotsugu
内容説明
自己を理解し、乗り越えることは自身が「思考せずに済ませていたこと」を思考することから始まる。論理の「道」のその先へ。テクストとして取り上げた文章は超一流のものばかりの、空前絶後のラインナップ。
目次
第3部 時代の論理チャート 現代編―論理的思考力で近代を越え、現代、さらにその先へ!(現代の知への「扉」~言語論1―饗庭孝男『想像力の風景』より;現代の知への「扉」~言語論2―井筒俊彦『意識と本質』より;前近代からの問いかけ―梅原猛『地獄の思想』より;未来世代からの問いかけ―岩井克人『未来世代への責任』より;異文化からの問いかけ(その1)―青木保『文化の否定性』より
異文化からの問いかけ(その2)―関根政美『多文化主義社会の到来』より
憲法からの問いかけ―酒井直樹『死産される日本語・日本人』より
「自己」からの問いかけ(その1)―石井洋二郎『マイカルチャー・ショック』より
「自己」からの問いかけ(その2)―高橋英之『思想のソフトウェア』より
「自己」からの問いかけ(その3)―土井隆義『「個性」を煽られる子どもたち』より)
著者等紹介
上原広嗣[ウエハラヒロツグ]
千葉県横芝光町生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。弁護士
石原知樹[イシハラトモキ]
埼玉県志木市生まれ。早稲田大学教育学部卒業。大学受験予備校講師。現代文・小論文・古文を教える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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