新樹―山手樹一郎生誕一〇二年記念号

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  • サイズ A5判/ページ数 471p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883155675
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

目次

仇討ごよみ(山手樹一郎)
「山手樹一郎随想集あのことこのこと」より
美味求心(伊藤文八郎)
先生と俳句(郡順史)
我が師(中村豊秀)
山手先生にはじめてお会いした日(松永義弘)
泥いじり(水野泰治)
山手樹一郎先生と「新樹」の同人たちと私(野村敏雄)
白塗りの山手先生(平岩弓枝)
山手樹一郎年譜〔ほか〕

著者等紹介

伊藤文八郎[イトウブンパチロウ]
大正10年(1921)、東京都生まれ。早稲田実業卒業。復員後産経新聞社に入社、雑誌コメット編集長。その後、鎌倉文庫にて新文庫社を創設、新文庫編集長。構文閣にて実話と読物編集長。桃園書房に招かれ小説倶楽部編集長。筑摩書房では太陽を編集、デスクに専念。昭和36年共栄社に招かれオール読物編集長。この頃より新樹同人となる。昭和41年桃園書房に招かれ釣雑誌「つりマガジン」を創刊。編集長となり、定年まで桃園書房役員を務める

木屋進[キヤススム]
大正9年(1920)、千葉県生まれ。千葉県立佐原中(旧制)卒業。戦後、山手樹一郎の門下生となり新樹同人として小説を書き始める。昭和55年には『新樹』二十三号(昭和42年刊)から三回にわたって連載した「花情記」で第六回日本作家クラブ賞受賞。平成13年(2001年)6月永眠。日本作家クラブ名誉会長

郡順史[コオリジュンシ]
大正11年(1922)、東京都生まれ。昭和20年10月復員(二十三歳)。その後、昭和21年2月から約七年間娯楽雑誌編集者を務め、昭和27年に山手樹一郎門の新樹同人となり、作家活動に入る。「葉隠」の研究に傾倒し、時代小説を多く創作

永岡慶之助[ナガオカケイノスケ]
大正11年(1922)、福島県生まれ。東洋大学卒業。新樹同人となり、作家活動に入る。『新樹』第二号(昭和33年刊)より九回にわたって連載した「斗南藩子弟記」は第四十五回直木賞候補作に、「紅葉山」は第六十二回候補作となる

中村豊秀[ナカムラトヨヒデ]
大正12年(1923)、東京都生まれ。各種職業に従事。昭和30年「風流交番日記」(映画化)の上梓を機に、執筆生活に入る。群順史の紹介で山手樹一郎に師事。新樹同人

松永義弘[マツナガヨシヒロ]
昭和3年(1928)、佐賀県生まれ。日本大学卒業。新樹同人となり、時代小説を中心に活躍。史料に裏打ちされたストーリーの中に、ロマン性豊かな奇談を織り込んだ作風が魅力となっている

水野泰治[ミズノタイジ]
昭和2年(1927)、東京都生まれ。東京府立商工卒業。雑誌編集者を経て、山手樹一郎に師事。新樹同人となり時代小説を学ぶ。集英社創業50周年記念の一千万円懸賞小説に「殺意」が当選

井口朝生[イグチアサオ]
大正14年(1925)、東京都生まれ。山手樹一郎の長男。旧制中学校卒業後、陸軍に入り戦後はシベリア抑留生活を送る。昭和24年復員後、日本大学卒業、作家となる。時代小説「狼火と旗と」が第45回直木賞候補作となり、昭和48年には「雑兵伝」「すみだ川余情」で第1回日本作家クラブ賞を受賞。“時代”同人。平成11年永眠

野村敏雄[ノムラトシオ]
大正15年(1926)、東京都生まれ。明治学院大学卒業。雑誌編集者、劇団文芸部員などを経て、処女作「老眼鏡と土性骨」が第32回直木賞候補作となり、昭和30年より作家として自立

平岩弓枝[ヒライワユミエ]
昭和7年(1932)、東京都生まれ。日本女子大学卒業。小説化を志し戸川幸夫に師事、ついで長谷川伸主催の新鷹会会員となる。昭和34年に直木賞受賞。平成3年には「花影の花」で吉川英治文学賞。時代小説、現代小説、ジュニア小説、テレビドラマや芝居の脚本など幅広く活躍
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