内容説明
移送・抑留・引き揚げまで。ソ連は対日戦で60万人の日本軍捕虜を獲得し、その中から1万2000人がモンゴルに送られ、苛酷な抑留生活を強いられた。極寒や飢餓、病、苛酷な労働の実態と、日本への引き揚げまでの経過をモンゴルの各文書館に秘蔵されている資料と証言をもとに明らかにする。
目次
序章
第1章 日本人抑留者のモンゴルへの移送
第2章 モンゴル抑留の諸相
第3章 ウランバートル裁判
第4章 日本への引き揚げ
第5章 記憶のなかの「抑留」
終章 日本・モンゴル国交樹立への道
著者等紹介
ボルジギン・フスレ[ボルジギンフスレ]
呼斯勒。昭和女子大学大学院生活機構研究科教授。北京大学哲学部卒。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了、博士(学術)。内モンゴル大学芸術学院講師、東京大学大学院総合文化研究科・日本学術振興会外国人特別研究員、ケンブリッジ大学招聘研究者、昭和女子大学人間文化学部准教授、教授、国際学部教授などをへて、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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