内容説明
古代の神々と英雄と人間たちが織りなす造形世界の魅力。その全体像をやさしく学べる入門書。15本の役立つ「コラム」を収録。
目次
古代ギリシャと西洋美術
エーゲ美術―クレタ島とテラ島
トロイ神話と発掘
陶器の世界
アルカイック期の彫刻
デルフォイ―アポロンの聖域
オリュンピア―ゼウスの聖域
クラシック期の彫刻と絵画
パルテノンとフェイディアス
クラシック後期~ヘレニズム時代
著者等紹介
中村るい[ナカムラルイ]
東京生まれ。東京藝術大学大学院修士課程修了。1995年、ハーバード大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。高知大学准教授。専門はギリシャ美術史。1991年、イスラエル・カエサリア遺跡発掘。1992~93年、アメリカ古典学研究所(於アテネ)研究員。第2回鹿島美術財団賞受賞
加藤公太[カトウコウタ]
東京生まれ。2013年、東京藝術大学大学院博士後期課程修了。博士(美術)。順天堂大学解剖学・生体構造科学講座助手、東京藝術大学美術解剖学研究室非常勤講師、デザイナー、イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
taku
15
内容とボリュームが丁度よく、気軽に学べるタイトルに偽りなしの入門書。ギリシャ美術の流れをわかりやすく、図版を添えて紹介してくれる。特にあまり知らなかった黒像式、赤像式技法と目の表現の変遷解説はタメになった。折を見て学ぶ美術。観賞眼を養いたいね。2022/03/28
クサバナリスト
7
挿し絵や図の番号が飛び飛びで読みづらかった。2018/01/19
Ai
5
西洋美術のベースであるギリシャ美術。こ~んな昔になぜこんなすばらしい彫刻が作れたんだろう!すごいな~の一言。 西洋絵画が好きなので、西洋美術史的な本はたくさん読むけど、一つの時代に限定した本を手にすることはこれまでなかった。この本を読んで、逆にこれまで読んできた本から得た知識や情報がより深まったように思う。読みやすくて、著者のギリシャ美術への愛が伝わくる本でした。2019/02/04
るるぴん
4
ギリシャ美術史の専門的な部分は専門外の自分には「フーン」くらいの感じの理解でしかないが、コラムは興味深く読んだ。ギリシャ時代から「署名画家」とか「署名造形作家」がいたことはいたんだな・・とか、ハスの花(ロータス文様)やヤシの葉(パルメット文様)とか川や海の波紋がモチーフなのであろう(メアンダー文様)が絵の随所に出てきてそれがギリシャの特徴になっていること、横顔の目の描き方が独特なのもギリシャ画の特徴なのとかも意識出来た。ギリシャ時代の絵や彫刻からも技術力とか美的センスが感じられる。2023/02/24
うに丼
1
陶器や彫刻について何の知識もなかったけど、分かりやすくておもしろかった〜興味出てきた〜こういう好奇心の連鎖ってすばらし〜 「アキレウスの画家」の《戦士決別図》が魅力的で印象に残ってる2023/05/09
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