内容説明
トーマス・マンが珠玉の作品と讃えた抒情詩(最終版全詩篇)、処女作『熊の子ハンス』、『樽の中の小話』、評論『テーオドール・フォンターネ』、自伝的散文『幼年時代の想い出』、『メーリケの思い出』ほか、作品理解に欠かせない本邦初訳を含む作品群を収録。
目次
詩集
メールヒェン 熊の子ハンス
随想集
初期散文
構想と断片
評論・序文から
自伝的散文など
日記より 学生時代
著者等紹介
シュトルム,テーオドール[シュトルム,テーオドール][Storm,Theodor]
1817年北ドイツ北海沿岸のフーズムに生まれる。十九世紀ドイツの市民的・詩的写実主義の作家・詩人。弁護士・裁判官でもあった。1888年フーズム南方の小村ハーデマルシェンにて没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chisarunn
3
シュトルム、と言えば「みずうみ」くらいしか知らなかった。本人に詩人であることのこだわりがあることも。でもやっぱり、訳詞しか読めていないことを考えに入れても、この人は小説の人だと思う。詩のひとつひとつにドラマがありすぎるのだ。「たとえそれが大きな苦しみであったにせよ/もしかして罪にさえなろうとも/もう一度おまえにそういうことが起こるなら/やはりおまえはもう一度そうするはずだ、我が心よ」『そういうこと』って何なのよ!と悶えてしまうのは自分だけではないはずだ。2021/10/05
takao
0
ふむ2025/06/13