創発型責任経営―新しいつながりの経営モデル

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創発型責任経営―新しいつながりの経営モデル

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532322861
  • NDC分類 335.15
  • Cコード C0034

出版社内容情報

オムロン、ブリヂストン、丸井、ヤフー、三菱重工――SDGsを効果的に推進する新しいマネジメントを先進事例に則して提案する!

内容説明

創発型責任経営は、「無限責任の考え方に基づき、社員による主体的な活動を奨励して、創発的な実践を生み出す経営」と定義することができる。従来のCSRの範囲を超えた、新しいつながりを創り出す経営手法であり、それを「理論」「事例」「実践」の3つの側面に分け、先進企業の具体的な事例を紹介しながら解説する。

目次

責任が価値を生む経営
アカウンタビリティからレスポンシビリティとしての責任へ
創発型責任経営への転換
オムロンの企業理念実践活動
ブリヂストンのOur Way to Serve
丸井グループの手を挙げる組織づくり
ヤフーの課題解決エンジン
三菱重工業グループの「き・ず・な活動」
創発型責任経営のデザイン
創発型責任経営のプロセス
創発型責任経営でSDGsに挑戦する
創発型責任経営の効果

著者等紹介

國部克彦[コクブカツヒコ]
神戸大学大学院経営学研究科教授。1962年生まれ。大阪市立大学博士(経営学)。大阪市立大学助教授、神戸大学助教授、LS客員研究員等を経て、2001年より現職。2019年より神戸大学副学長。専門は社会環境会計、経営倫理

西谷公孝[ニシタニキミタカ]
神戸大学経済経営研究所教授。1974年生まれ。神戸大学博士(経営学)。神戸大学准教授、ロンドン大学客員研究員等を経て、2016年より現職。専門はサステナビリティ経営

北田皓嗣[キタダヒロツグ]
法政大学経営学部准教授。1982年生まれ。神戸大学博士(経営学)。法政大学専任講師を経て、2014年より現職。専門は管理会計、サステナビリティ経営

安藤光展[アンドウミツノブ]
一般社団法人CSRコミュニケーション協会代表理事。1981年生まれ。CSRコンサルタント。大学卒業後、インターネット系広告会社などを経て2008年に独立。専門はCSR/サステナビリティ領域の、経営戦略、情報開示、企業評価(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Great Eagle

8
コンプライアンス経営からCSRが注目された時代があった。そして今度は、ESGやSDGsが注目されている中で、創発型責任経営と言う内容の社員の自主性を重視した責任により社会的課題の探求に取組むことが重要だと説く内容の本書を読みました。今の世界や日本の若者達は、社会・経済・環境に対して高い意識を持ち、これらを実践していない企業には働きたくないとか考えているのか。2019/12/22

The pen is mightier than the sword

2
著者は経営学の教授で企業においてCSR活動を推進する経営の仕組みを模索しているようで、創発的責任経営はその結果である。著者は人は自発的に社会的課題の解決に取り組む存在ととらえている。もともと2000年代初めにEUが提唱したCSRだが、日本ではaccountabilityとしての意味が強くなっており、CSRの本来の責任としてのresponcibilityが軽視されているとの想いがこの考えに至るようになった。この考えを実践している会社もあるが、企業としては更に踏み込んだ理論と追随者がないと推進は難しい。3102019/11/01

0010

1
無限責任の概念が理解できる本です。アカウンタビリティからレスポンシビリティへの移行がいかに重要かが理解できる2023/01/16

ちびちび

0
企業のトップらが、いかにこれらを真剣に考え、自社に仕組みとして導入していくかがカギとなる。まずは、比較的体力のある大企業が中心となって、このような雰囲気を醸成していけるかが重要だと思う。2025/03/30

SHOSHO

0
企業は、経済的価値を優先しがちだが社会的的価値との融合を組織原理から探るのが本書。その鍵は「レスポンシビリティ」。CSRが社会的価値を追求の依り所だが、責任には「アカウンタビリティ」と「レスポンシビリティ」がある。自分ができること・すべきことが前者、役割や責任範囲を決め業務を遂行するのが後者。現在のCSRは後者が主流で事業リスクから企業を守りがち。社会的課題はこの職務の外に沢山あるので、ここで対応するため、考え方をアカウンタタビリティ―の発想に変えて組織を動かすことが重要と本書は主張する。2019/10/04

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