内容説明
文化大革命は、何処からきて、何をなし、何をのこしたのか。中国国内第一線の研究者らによる、内なる視点を生かした研究から見えてくるものは、何か。
目次
「牛鬼蛇神を一掃せよ」が「文革」の綱領となる過程及びその文化的根源
紅衛兵「破四旧」の文化と政治
文革期における集団的暴力行為の制度的要因
チベット問題に対する文化的検証
チベット仏教の社会的機能とその崩壊
中国現代「党化教育」制度化の過程
思想改造運動の起源及び中国知識人への影響
ユートピアの実験―毛沢東の「新人と新世界」
1973年の梁漱溟と馮友蘭
1949年以後の朱光潜―自由主義からマルクス主義へ
内なる視点のために
著者等紹介
石剛[セキゴウ]
1954年生まれ。一橋大学社会学研究科博士課程修了。成蹊大学文学部教授。博士(Ph.D)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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