内容説明
換喩(メトニミー)の力のありかは、どこなのか?動物寓話におけるイメージ(挿絵)とテキストの関係を分析し、視覚へと傾斜する近代以降の表現構造の変化とその修辞的意義を明らかにする。
目次
1章 仮面のレトリック
2章 イロニーの寓話
3章 エンブレムの残滓
4章 登場人物の名前
5章 リアリティと陶酔
6章 ねじれた構造
著者等紹介
樋口桂子[ヒグチケイコ]
美学専攻。名古屋大学文学部卒業。東京芸術大学美術研究科博士後期課程満期退学。東京芸術大学・助手、大東文化大学国際関係学部・助教授を経て、1994年より同・教授
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