内容説明
ソ連崩壊から10年、市場経済へと移行し、民主主義国家へと変貌した新生ロシアは、どう外交を展開するのか。プーチン外交の核心を、イワノフロシア外務大臣が包括的、体系的に語る。
目次
第1章 新生ロシア誕生と外交基本方針(新生ロシアの外交基本方針はどう決まったのか?;ロシア外交の継続性)
第2章 二十一世紀の新国際秩序(「冷戦」後の国際情勢―新たな脅威と挑戦;グローバリゼーションの挑戦 ほか)
第3章 ロシア外交政策の地域的方向性(独立国家共同体(CIS)との関係
ロシアと欧州 ほか)
第4章 これからのロシア外交(外交と経済―九〇年代の新たな結合;ロシアの諸地域と外交 ほか)
著者等紹介
イワノフ,イーゴリ[イワノフ,イーゴリ][Иванов,Игорь]
1945年生まれ。1969年、モスクワの国立外国語大学を卒業後、研究員としてロシア有数の研究機関、世界経済・国際関係研究所(IMEMO)に勤務。1973年、外務省に入省。第1欧州局で勤務したあと、マドリード(スペイン)のソ連通商代表部、ついでソ連大使館に在勤。1983年、帰国し、外相顧問、補佐官、官房次長を歴任。1989年、官房長に就任、同時に幹部会メンバーに任命される。1991年、駐スペイン・ソ連大使となる。在任中、ソ連崩壊が起こり、駐スペイン・ロシア大使となる。1993年12月、モスクワに戻り、第一外務次官に就任。1998年9月、外務大臣に任命され、現在にいたる
鈴木康雄[スズキヤスオ]
1939年、東京生まれ。1964年、東京外国語大学ロシア科卒業後、読売新聞社に入社。モスクワ、バンコク、ワシントン各特派員を経て、外報部長。1999年、退職し、現在自治医科大学教授(英語・ロシア語・国際関係論)
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感想・レビュー
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