出版社内容情報
論文を中心に、原典資料の翻訳、書評、文献リストや年表を掲載。各号テーマの研究の全体像が把握できるよう構成。
目次
イコノクラスム：イメージをめぐる闘争
イスタンブール、アギア・ソフィア聖堂のナルテックス・モザイク
聖ニコラウス像を罰するユダヤ教徒―１２００年前後のカトリック教会におけるポレミカルな図像
美しく、白い壁―ドイツ宗教改革のイコノクラスム
隠された神―１６世紀ネーデルラントにおける画像と禁令
フランス革命期のヴァンダリスム―国王像の破壊を中心に
カール・アインシュタインとその一部の読者―国家社会主義（ナチス）における『２０世紀の芸術』の受容について
現代美術とイコノクラスム
聖ベルナルドゥスと初期シトー会の言説における「聖像論争」
芸術破壊とフランスの美術史家、ルイ・レオ著『ヴァンダリスムの歴史』の余白に〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユーディット
3
イコノクラスムという言葉をビザンチンで起こった二度の画像破壊運動という今までの捉え方を、ぐっと広げ、宗教改革やナチスドイツ、最後は驚きの現代美術にまで話は至る。専門書だが、全く頷ける大テーマ。2016/08/15
-
- 和書
- 死刑囚の一日
