「逃げおくれた」伴走者―分断された社会で人とつながる

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「逃げおくれた」伴走者―分断された社会で人とつながる

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907582227
  • NDC分類 369.04
  • Cコード C0036

内容説明

ホームレス・困窮者支援32年の実績が裏づける、奥田知志の真実の言葉。「自己責任」を言い訳に人を助けない社会から、安心して出会い、つながる社会へ!コロナ禍が見せてくれた普遍的価値「いのち」を守るために!

目次

第1章 いのちの格差(「あんたもわしもおんなじいのち」;ホームレス自立支援とは何であったのか ほか)
第2章 罪ある人間(おばあちゃんのラーメン;「罪人の運動」 ほか)
第3章 他者と出会う(助けてと言えない四つの理由、それでも希望はある;「なんちゃって家族」の最大の特徴は「質より量」であること ほか)
第4章 生きる意志(「かんじんなもの」―支援の本質とは何か?;「助けて」と言えた日が助かった日―生笑一座誕生 ほか)
第5章 希望のまち(人がまるごと大切にされるために―抱樸のミッションとは;私には夢がある―ある住民説明会における住民代表の言葉 ほか)

著者等紹介

奥田知志[オクダトモシ]
1963年滋賀県生まれ。日本バプテスト連盟・東八幡キリスト教会牧師。認定NPO法人抱樸理事長。関西学院大学神学部大学院修士課程修了、西南学院大学神学部専攻科卒業、九州大学大学院博士課程後期単位取得。公益財団法人共生地域創造財団、ホームレス支援全国ネットワーク、生活困窮者自立支援全国ネットワーク、全国居住支援法人協議会など代表。第1回(2016年度)賀川豊彦賞、第19回(2017年度)糸賀一雄記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

69
「引き受ける勇気」はなかった。厄介なことに「逃げる勇気」もなかった。📖その言葉が奥野氏の誠実さとおおらかさを表しています。逃げる勇気なんかなくても逃げられる人はたくさんいます。出会ったことへの責任を感じて、困難な状況を一歩一歩乗り越えて進んできた行動力は、人としてのやさしさ、強さそのものですね。生産性とは何か、子どもたちが助けてと言えないのはなぜか。こういう本を読んで『知ること』『考えること』が、たとえわずかでも自分の(読んだ人の)これからの行動の指針になると信じています。2024/09/25

ネギっ子gen

65
【「自己責任」を言い訳に人を助けない社会から、安心して出会いつながる社会へ】困窮者支援に携わって32年、伴走型支援を実践する著者は、<「引き受ける勇気」はない。しかし、厄介なことに「逃げる勇気」もなかった。神は、人に「強靭な勇気」をお授けにはならなかったのだ。「引き受ける」と思うと腰が引ける。しかし、この脆弱さには「皮肉な恵み」が含まれている。そんな「気の弱さ」ゆえに「逃げる」こともできなかったということだ。「引き受ける」こともできず、「逃げる」こともできない。「逃げおくれた人々」が現場に残された>と。⇒2023/10/23

ちえ

31
北九州で30年以上ホームレス支援の〈抱樸〉をされている奥田牧師がコロナ禍に主にネットで公表した文章や、上田紀行氏、若松英輔氏、玉木幸則氏、茂木健一郎氏とのオンライン対談。「コロナ禍で日本が元々抱えていた問題が露呈した」「絆(きずな)」には『傷(きず)』が含まれている」等、はっとさせられる。題名は〈「引き受ける勇気」はない。しかし、厄介なことに「逃げる勇気」もなかった〉というところから。「自己責任」「伴走型支援」についてもまた考えさせられる。2024/09/14

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

12
釜ヶ崎の本田神父、山谷の山本神父と同じく、北九州でホームレス支援の抱樸をされている奥田牧師もまたキリスト者。なぜこういう(どう?)活動に仏教系が姿を現さないのか。私の目に入らないだけ?人と繋がるには傷つかないわけがないという考えで救われた。うまくいかなくて当たり前なのだ。うまくやれてると思ってる人はうまく逃げおおせた人なのだ。炊き出しの列を整える際に「ちゃんと並んでください」と言ったなら「いつからそんな偉くなったんや!」と返されたというエピソード、一体なんと言えばスムーズに列が進むのか。ではなくて。それ→2021/04/08

SD

11
彼の格言集とも言える本だった。奥田牧師の取り組みから影響を受けた私の大学生活後半だったと言えよう。彼はNPO法人抱樸代表としてよくnoteに投稿してあるが、この本はその長い積み重ねの中からの傑作選という見方もできる。 彼の貧困視座は尊敬できるものばかりであり、多少の考えの違いはあれど、私は困窮者支援のプロとして彼のようになりたいと密かに憧れている。 「不幸」と「大変」の違いについての解説が一番腑に落ちた。確かに私も私の周りも混同しがちだ。振り返ってみると、困窮者へのお弁当配りは大変だったが幸せでもあった。2021/12/30

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