内容説明
「日本語」はいかに構築されたか。帝国日本は多言語性とどのようにむきあい、介入していったのか。“いま”を語るべき「日本語」を再構築するために。
目次
第1部 帝国日本と言語政策(近代と言語政策;言語政策と国語政策のあいだ;多言語性のとらえ方)
第2部 「異なれるもの」とのむきあい方(日本語論のなかのアジア像;「方言」の語り方;非「母語」話者の「日本語」―植民地「方言」から「共栄圏日本語」へ;地名の改称をめぐって―「大東亜戦争」の場合 ほか)
第3部 言語論の受容と帝国日本(唯物論言語学と「普遍」に抗する言説;「主体」言語論の陥穽―時枝誠記再論)
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