新しい学校事故・事件学

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  • サイズ A5判/ページ数 218p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784909013002
  • NDC分類 374.9
  • Cコード C3037

出版社内容情報

重大事故・事件発生後の学校・教育行政と当事者との「ズレ」や被害者からの問題提起をふまえ、事後対応と再発防止のあり方を考える。

住友剛[スミトモツヨシ]
兵庫県川西市の「子どもの人権オンブズパーソン」の調査相談専門員を務めた後、京都精華大学に移り、現在は人文学部教授。また、子どもの居場所づくりと親の会への参加、定時制高校の運動部外部指導者、文部科学省「学校事故対応に関する調査研究」有識者会議のメンバーにもなった。

内容説明

学校における重大事故・事件の事後対応と再発防止のあり方を考える。

目次

序章 なぜいま「新しい学校事故・事件学」なのか
第1章 「現場」と「実務」へのこだわりを抱き続けて―私と学校事故・事件のかかわりをふりかえる
第2章 学校での重大事故・事件の被害者家族・遺族が直面する諸課題―「事後対応」が生み出す「二次被害」をめぐって
第3章 「子ども」を核にした重大事故・事件後の学校コミュニティの再生
第4章 文部科学省「学校事故対応に関する指針」をどのように活かすか?
第5章 重大事故・事件発生時の調査・検証のあり方について
第6章 被害者家族・遺族の権利保障と周囲の人々との関係調整
第7章 実際に学校現場で重大事故の未然防止に取り組むには?
終章 これからの学校事故・事件研究の深化のために

著者等紹介

住友剛[スミトモツヨシ]
1969年生まれ。現在、京都精華大学人文学部教授。1999年3月、関西大学大学院文学研究科教育学専攻博士後期課程を単位修得後退学。1999年4月~2001年8月、兵庫県川西市・子どもの人権オンブズパーソンの調査相談専門員を務める。2014~2015年度、文部科学省「学校事故対応に関する調査研究」有識者会議委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ucchy

1
学校事故・事件にオンブズマンや第三者委員として長く関わってきた著者が自らの経験を基に、学校事故対応の現状とあるべき姿を述べる。遺族・家族が何を求めているのか、学校・行政のどのような対応がこじれをもたらすのかを述べた上で、主として遺族・家族に寄り添う立場から問題提起。現状批判に留まっている箇所も少なくないが、簡単な解決策が提示できるような問題ではないということも分かる。2019/11/23

godubdub

0
教育学者が学校事故の指針に絡め,「「子ども」を核にした重大事故・事件後の学校コミュニティの再生」の視点から学校事故の対応について考える。ノウハウではなく,必要な発想や視点の転換,求められる今後の取組みについて訴える。即効性はないが,この問題を考えるための有効なツールとなりうると思った。2017/07/16

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