ワイマルの崩壊とC・シュミット―C・シュミット研究序説

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ワイマルの崩壊とC・シュミット―C・シュミット研究序説

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  • サイズ A5判/ページ数 289p/高さ 20X16cm
  • 商品コード 9784882940029
  • NDC分類 311.234
  • Cコード C1031

内容説明

本書は、ワイマル期を中心としたC・シュミットの政治思想に対する研究である。この時期は、第1次大戦、敗戦、革命というアナーキー体験を契機に法学から政治へと転身し、ワイマル共和国の支柱たる自由主義的デモクラシーを徹底的に批判しつつ大統領独裁論を展開し、ついには、ヒットラー政権樹立後ナチスを支持するに至るシュミットの、最も活動的で創造的な時期でもあった。

目次

序 C・シュミットの死あるいはC・シュミット政治思想研究の現状
第1章 ワイマル期におけるC・シュミットの政治理論について
第2章 C・シュミットの「精神的基盤」に関する一試論
第3章 独裁の弁証
第4章 C・シュミットの民主主義論
第5章 合法性と正当性の間―ヴェーバーとシュミットを中心にして
第6章 C・シュミットの『全体国家』の概念について
終章にかえて ワイマル末期におけるC・シュミットの政治的位置について

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

7
ワイマールを危機状況と認識したシュミットは政治制度・法を分析する。「シュミットは、世俗化=中性化=非政治化という歴史観、すなわち各時代の人間存在の中心となる精神領域=中心領域が、「神(16世紀)→形而上学(17世紀)→道徳(18世紀)→経済(19世紀)→技術(20世紀)へ移行」することによってヨーロッパ精神史を形成してきたとみる彼固有の歴史認識にもとづいて、全体国家の出現を「17,8世紀の絶対主義国家から19世紀の中性国家を経て、国家と社会の同一性たる全体国家への移行」という弁証法的発展によって把握する」2020/07/04

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