出版社内容情報
芝村凉也[シバムラ リョウヤ]
著・文・その他
内容説明
赤鞘組副頭目轡田兵庫の剣技を目の当たりにし彼我の力量差に頭を悩ます左門の元に、三日日家の俸禄米を扱う札差の小桝屋が訪れてくる。突然の来訪を訝る左門だが、小桝屋は同業の天秤屋から三日日家の借財を肩代わりしたいとの申し出を受けたと伝える。左門は天秤屋に足を運び真意を探ろうとするが―。強敵轡田との闘いが遂に決着!比類無き無頼漢、三日日左門の活躍を描く、瞠目のシリーズ第五弾!!
著者等紹介
芝村凉也[シバムラリョウヤ]
1961年宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。二十数年のサラリーマン生活を経て著述活動に入る。2011年「返り忠兵衛 江戸見聞」シリーズにてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kazukitti
2
前巻引き続きVS轡田戦はシミュレーションの結果も悪しでさてどうなるのかと引っ張っておきながらも、メインのエピソードはクソ札差の悪辣な銭設けに翻弄される不幸な旗本遊女カップルって感じ。クソ札差が轡田派に転向した所で、まとめて一気に成敗。正義の裁きというよりもなんか気まぐれって感じもあるのが若干もやっとするけど、まぁソコは主人公が無頼故ってことなのかなぁ。一応ヒキはあまりないので、新展開&バトル拡大って流れではあるのかな。クソ札差はバッサリ行った方がスッキリはしたよねw2019/06/04
ニッキー
2
この作家は、妙に捻りが入っている。ストーリーに。何が話を掴み辛くさせているのでしょう。素浪人半四郎百鬼夜行は、面白い。不思議な作家です。2016/07/25