内容説明
「もう歳よね…」というため息を高らかに笑い飛ばす!『文藝春秋』の巻頭で紹介された「年齢を気にしすぎる日本人」が話題となった著者による底抜けに明るい痛快エッセイ。
目次
“忙しくない日”など一日たりともなかった
私には、いつも“その人”がいてくれた
年齢を気にしすぎる日本人
それでも私は、前進する
そこにもいた“その人”
定年を迎えた私に現れた“その人”
私の頭の中にある小引き出し
右がダメでも左がある
退職した男たちはどこへ行く?
“オクニノタメニ”〔ほか〕
著者等紹介
加藤恭子[カトウキョウコ]
中世フランス文学者、エッセイスト、ノンフィクション作家。1929年、東京生まれ。早稲田大学大学院仏文科博士課程満期退学。ワシントン大学研究助手、1965‐72年、マサチューセッツ大学特別研究員。1973年より上智大学講師を経て、1995年同大学コミュニティ・カレッジ講師。地域社会研究所理事を務める。現在、第一生命財団顧問、「加藤恭子のノンフィクションの書き方講座」講師。主な著書に『日本を愛した科学者スタンレー・ベネットの生涯』(ジャパンタイムズ/日本エッセイストクラブ賞)、『ヨーロッパ心の旅異文化への道しるべ』(共著 原書房/ヨゼフ・ロゲンドルフ賞)、「昭和天皇『謝罪詔勅草稿』の発見」(文藝春秋読者賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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templecity
7
著者の加藤恭子は御年90歳だが兎に角年を忘れるほど忙しくしている。年寄扱いされるとどんどんボケていく。何でも自分でするのが良い。欧米では年寄扱いすると老人が怒る。プライドが高い。なので欧米では老人を易しくするのは気を付けた方が良い。自分史を書くのも良い。この著者は好奇心旺盛で目的意識を強く持って学ぶことが肝要。元気をもらう本である。2019/07/03
まるちゃん
5
著者は1929年生まれ。頭脳明晰、思ったことを行動できてしまう人。能力はもちろん不退の信念をお持ちだろう。私は歳のせいにしてしまう怠け者。「もう歳だから、好きにやらせて」とやりたいことをやれ。叱咤激励である。2024/08/16
ムーの木
1
勉強したい 習慣がないので歳のせいにしてます 反省したいが 年相応にせねば若者の出番がないかも? 2017/10/16