内容説明
下野新聞が本格的に取り上げた栃木県誕生の記録。江戸・東京にほど近く、難治の地とされた下野国。戊辰戦争をへて明治4年の廃藩置県では宇都宮県と栃木県になりました。薩摩藩出身の剛腕県令・三島通庸、その人物像にも迫ります。近代化を担った熱き政治家や、誇り高き実業家たちにも光を当てました。また東北本線が通るまでや、軍都・宇都宮の象徴となった第14師団など、幅広く描きます。
目次
第1部 新政府軍と旧幕府軍(幕末動乱;輪王寺宮 ほか)
第2部 藩から県へ(佐賀支配;県名文字 ほか)
第3部 剛腕県令(県庁移転;郷中教育 ほか)
第4部 近代化を担った人々(衆院議長・星亨;鉱山王古河市兵衛 ほか)