内容説明
本書は人と蔵書とのつながりを紹介しながら、インテリアのなかで書物が果たす2つの重要な役割―機能性と装飾性―を探求していく。この本の著者で愛書家でもあるダミアン・トンプソンが、リビングから書斎&ライブラリー、キッチン&ダイニング、ベッドルーム&バスルーム、階段&廊下、子ども部屋へと、住まいの各部屋をめぐりながら、本のさまざまな収納アイデアを紹介。本を置くことで空間に息吹きを与えるテクニックを豊富な実例で解説する。
目次
装飾としての書物
リビングルーム
ライブラリーと書斎
キッチンとダイニングルーム
ベッドルームとバスルーム
階段と廊下
子ども部屋
著者等紹介
トンプソン,ダミアン[トンプソン,ダミアン][Thompson,Damian]
書籍編集者。『ザ・ワールド・オブ・インテリア』誌副編集長
田中敦子[タナカアツコ]
翻訳家。大阪大学文学部美学科卒業。フィクションからノンフィクションまで幅広いジャンルを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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❁かな❁
167
書籍をこよなく愛する人達にピッタリな本です★蔵書を効果的にディスプレイしながらお洒落に素敵な空間を演出されています!洋書はただ重ねて置いてるだけでもお洒落なインテリアになるなぁと思ったり、デッドスペースに上手く本棚を作って活用されていたりして勉強になりました!こんな素敵な本棚のあるお部屋で毎日ゆっくり読書できたらいいなぁ(´▽`*)いかにも海外って感じのお部屋なのでなかなか真似したくてもできませんが、素敵な本棚や綺麗にインテリアとして並んでる蔵書を見て幸せな気持ちになりました♡とっても憧れちゃいます♪2015/08/02
佐々陽太朗(K.Tsubota)
74
インテリアとして計算された蔵書と本棚。丁寧な装幀が施され、客の目にさらされることを予定して選ばれた蔵書。空間の中で目を引き、さりげなさを装いながら知的であることを印象づけるアイテムとしての蔵書と本棚が美しい写真でどのページにも溢れている。「しゃらくせえ。本はインテリアなんかじゃねえぜ!」と腐しながらもページを捲る手が止まらない。写真に目が奪われる。眼福とはこのことか。この時代に生まれて良かった。世は既にデジタル時代。近い将来、紙の本と書棚を持つ人はよほどの趣味人か金持ちだけになってしまうのかもしれない。2021/07/22
♪みどりpiyopiyo♪
59
欧米の素敵なお家の素敵な本棚の写真集を読みました。■どこのお宅も本棚が主役級にかっこいい☆ 大きな本棚が圧迫感を感じさせないのは 部屋に余裕(余白)があるからだよね。壁一面、天井までの本棚があっても、その前のスペースが2mくらいあれば快適に過ごせる。お部屋を素敵にするのは、物ではなく空間(余白)。あと、バスルームの本棚とかもあって、地震と湿気の少ない国は自由だなぁ♪ ■地震と湿気のある国の 東京の住宅事情の中で、自分はどんな本棚を持ちたいかな? と夢が膨らむご本でした ( ' ᵕ ' ) (2011年)2018/08/31
しいたけ
57
部屋を、いや、家を覆い尽くす本と本棚。雑多に積み上げられた本も、美しい装丁を鑑賞するための本棚も、どれも私の身体の隅々まで幸せな思いで満たしてくれる。「わずかでも金があれば、わたしは本を買う。それでも残ったら、食べ物と服を買う」というエラスムスの言葉が紹介されていた。私は本以外のものも蒐集するためお金を使ってしまうので、純粋で美しい「蔵書狂」ではない。だが本を愛する気持ちは人それぞれ。たくさんの愛を読みとった。2024/12/09
ユウユウ
47
こんなにときめく本はなかなかないです。2016/09/06
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- 和書
- 心理学のエッセンス