内容説明
本書では50以上の注目すべき『階段』が、建築ジャーナリストのキャサリン・スレッサーによって紹介されている。紹介する階段は、公共建物、オフィスビル、ホテル、ショップ、個人住宅などさまざま。安藤忠雄、リチャード・メイヤー、ノーマン・フォスター、クリスチアン・ギュリッヒセン、ラファエル・モネオ等の手になる作品が含まれている。それぞれをケーススタディーとして、建築技法、使われた素材、デザイン的特徴、立体作品として周囲に与える影響などについて分析する。
目次
歴史のなかの階段
革新的構造
ミニマリスト的優雅
階段と実用性
現代折衷主義
著者等紹介
スレッサー,キャサリン[スレッサー,キャサリン][Slessor,Catherine]
アーキテクチュラル・レビュー誌の編集長。建築に関して幅広い執筆活動をおこない、「建築・建築家辞典」(1991)の寄稿者でもある。1990年と1997年にアーキテクチュアル・ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー賞を受賞
乙須敏紀[オトストシノリ]
1950年北九州市生まれ。九州大学文学部哲学科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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凛
5
螺旋階段愛好家として螺旋階段本が世に出ていない事は残念であるが、本書ではなかなかの数のそれが掲載されているので少し嬉しい。機能、デザイン、建築物との調和、etcを考慮して創られた独創的で美しい階段について、制作背景や建築技術など仔細に説明している。文と写真の比率が絶妙で申し分無い出来。階段に興味ない人でも是非一度手に取ってもらいたい。ちなみに街中を歩く時いつも階段に目を光らせているけれど、やはりヨーロッパの方がさりげなく格好良い階段がある確立が高い。日本では釧路市立博物館のが私的には今の所一番凄かったな。2013/07/18
タイヤキ
2
小学生の頃に「階段で子どもが遊び、階段に老人が座り、階段から夕食の香りがする」みたいな詩があって、階段の部分を全部うんこに置き換えて爆笑してたのを思い出した。2012/07/10
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