内容説明
本書は、全国の鉄道新線計画を整理して紹介し、得失まで踏み込み、意味のある路線なのかどうかを吟味することを目的とした。構成として、最初に計画経緯、次に「建設概要」、そして「どうなるどうする」の3項目に分けた。計画経緯、「建設概要」、はできるだけ忠実に現計画を元にして想定するが、「どうなるどうする」では著者自身の鉄道に対する持論を元にした提言を主に述べた。
目次
札幌地下鉄延長線―乗客増対策をしなければ延長計画は挫折する
札幌市電の延伸―路面電車復権の第1号となるか
手宮線(小樽)のLRT化―レールバスでの復活が簡単
北海道リニア―リニアの試験営業線としては最適
北海道新幹線―東京‐札幌間を3時間台で結ぶと充分機能する
東北新幹線延長線―在来線への直通も必要
仙台地下鉄東西線と南北線の延伸―LRTで建設すべきである
仙台空港アクセス線―JRの各種列車の直通が必要
新幹線の新潟空港延長―新幹線よりも貨物流用のほうがいい
わたらせ渓谷鉄道延長線―中禅寺湖へ抜ける観光コースの一翼にすべきである〔ほか〕