感じる数学―ガリレイからポアンカレまで

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感じる数学―ガリレイからポアンカレまで

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784320114784
  • NDC分類 410
  • Cコード C3041

出版社内容情報

身近で手仕事的な感覚を通して数学的現象を体感したい、そしてその喜びを共有したいという参加者による勉強会「数学みえる化プロジェクト」の立ち上げから4年。その成果を北海道大学総合博物館の2022年夏季特別展示「感じる数学 Tangible Math ~ガリレイからポアンカレまで~」にて紹介することになりました。本書はその展示と連動した書籍です。本文には執筆者たちのモノづくりの経験が随所に生きていますが、展示会とは独立して成立しています。

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皆さんは今日「1秒」がどのように定義されるかご存知ですか?「1秒」は100億分の1の誤差で、セシウム133原子に関する周期をもとに定義されます。そして、この「周期」を用いるアイディアは弱冠17歳のガリレイが「時間」を「幾何学」に取り込む方法を振り子の周期に見出したことに端を発します。人類がはじめて「運動」に着手した記念すべき瞬間です。ガリレイが拓いた道は、ホイヘンス、フェルマー、ニュートン、オイラー、ラグランジュら多くの天才たちの仕事により大いに発展し、人類はそこから多大な恩恵を享受してきました。しかし、19世紀になるとこの方法の限界があらわになりました。この限界はどうなったのでしょうか?

本書の目的はこの、ガリレイからポアンカレに至るまでの数学発展の一物語をやさしく紹介し、著者達を感動させてきた(そしていまも感動させている)数学の魅力を伝えることです。本書を通して、無色透明な数学が見えるものとして感じられるようになることを願っています。

数学の専門家および高校の教員がバランスよく執筆し、一部でいささか高度な内容も扱いますが、科学や数学が好きな高校生が本書の内容の大部分を理解できるように書き方や説明に配慮しています。

各章では一つのテーマを扱い、まずどの数学者がどんな仕事をしたか言葉で述べ、それを補うように数式を用いた説明をつけることで、アイディアと考え方がわかるように努めました。比較的最近の理論およびその理論に基づいた実社会における最新の応用についても適宜触れました。数学に踏み込む節にはスペードマークが付いています。数学が得意な高校生は説明文と数式までぜひ読み込んでみてください。数学が苦手な読者はそれ以外の部分だけ読んでいただき、数学の世界の一端に触れてもらえたらうれしく思います。

目次

第1章 ガリレイの振り子
第2章 サイクロイド:円みたいな曲線
第3章 微分積分
第4章 変分法と最適化
第5章 不変量
第6章 三体問題とカオス
第7章 混沌と驚異

著者等紹介

正宗淳[マサムネジュン]
東北大学大学院理学研究科数学専攻幾何学講座教授、博士(情報科学)。専門は大域解析学。1999年東北大学大学院情報科学研究科博士後期課程を修了、ローマ・ラ・サピエンツァ大学博士研究員、インペリアルカレッジリサーチフェロー、米国ペンシルバニア州立大学数学統計学科助教、東北大学大学院情報科学研究科准教授、北海道大学大学院理学研究院数学部門教授を経て、2022年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

107
「数式なしで分かる」と謳うごまかしのような数学読み物が多いが、本書は数式のリダクションも丁寧に示しながら、エッセンスをしっかりと「感じ」させてくれる。ガリレイの等時性の発見からホイヘンスのサイクロイドへ。そして、ニュートン力学と微積分法によって二体問題が解決。それが、最小作用の原理から導かれるオイラー=ラグランジェ方程式に発展。三体問題からカオス理論が誕生するポアンカレの貢献など、理系の人間ならみんな知っている一般的な内容だが、学生時代に初めて学んだ時の震えるような感動を思い出しながら、懐かしく読んだ。2022/10/07

taku

15
北大総合博物館での企画展、数学に見て触れてといった試みが楽しかったと友人から聞き、行っておけばと思った昨年。企画に連動しているが独立した書籍とのこと。数式を用いて解説され、それなりに理解していくには時間を要したけど、巨人たちが発展させてきた数学の歴史を伝えることも意識して書かれている。私も宇宙に書かれた数学の言語を理解して表現できるチカラが欲しかった。企画展関連の講演会、動画で聴講できたのはありがたい。2023/03/29

takao

3
ふむ2022/11/09

朝ですよね

1
どうでもいい話だが、数学者の髪やヒゲが数字になってるイラストがなんか不気味で生理的に無理。2022/11/19

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