傷ついた預言者―ヘンリ・ナウエンの肖像

フォード，ミッシェル【著】〈Ｆｏｒｄ，Ｍｉｃｈａｅｌ〉/廣戸 直江【訳】

聖公会出版（2009/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 362p／高さ 19cm
• 商品コード 9784882742074
• NDC分類 198.22
• Cコード C1016

目次

第１部　こころ（神秘探求の道のり；深い井戸；高い綱渡りのロープ；ダンス；舞台裏（楽屋）
傷ついた癒し人
平和と正義のヴィジョン
友情の賜物）
第２部　精神（一人の司祭が誕生する；聖なる場所；心と心の出会い；絆；教師としての技術；沈黙に包まれた修道院；宣教；ひためき；イコン）
第３部　からだ（森をゆっくり通り抜けて；通過儀礼；内なる暗闇；父親；家路；新しい方向；愛の神秘）

著者等紹介

フォード，ミッシェル［フォード，ミッシェル］［Ｆｏｒｄ，Ｍｉｃｈａｅｌ］
英国ＢＢＣの放送作家。ブリストルの大学で神学を学び、ヘンリ・ナウエンの生涯と霊性について博士論文を執筆

廣戸直江［ヒロドナオエ］
１９３０年オーストラリア、シドニーに生まれる。聖心女子大学英文学科卒業。フィリピン国立大学院教育学部卒業。聖心会入会。英語と宗教を聖心女子学院、聖心女子大学で教えること４０年。そのかたわら、近年は同時通訳（宗教関係）とＮＧＯ活動に参加している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[ネギっ子gen]

その霊性が高く評価され、カトリックのみならずプロテスタントでも、今なお読み継がれているヘンリ・ナウエンの伝記。ナウエンが同性愛者であったことを明らかにしたことで話題に。印象に残ったところは、夜間でも電話をかけまくったという例の話で。＜何時間も聴衆の心を捉えることができたその人は、他の人に支えられることを必死に求めるのでした。時差を無視して夜中でも世界中の友人に電話をかけ自分の味わっている惨めさを打ち明け、自分が必要としている特別な友情と親密さについて夜通し話すのでした＞と。ナウエン師でさえ、そうなのか……

2019/11/12