感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
174
初め戦犯という言葉に反発した彼ら。語り合う時間を与えられ、指導員と喧嘩しても日本軍時代やソ連抑留中のように暴力や懲罰はなく、呼ばれて議論するだけだった。正月には「壮大な音楽」のような果物、菓子、餅が支給された。学習の機会も与えられた。〝坦白〟する仲間が現れ、頑なな心が少しずつほどけていく。これで殺戮、放火、強姦など鬼畜の所業が許されたとは思えないけれど、身を引き裂かれるような被害者の痛みを想像し、どれだけ酷いことをしたかを自ら語っていく過程には心打たれた。それにしても中国はどうしてああなってしまったのか?2025/07/06
はるさむ
0
よい本。全日本人が読むべき2018/09/19
-
- 和書
- 螺旋歌