内容説明
理想的な創傷ドレッシングの探索は、有史以来4千年以上も行われ、今なお続けられている。様々な時代の創傷治癒に、様々な薬物とドレッシング材が試され応用されてきた。消毒法、無菌法による消毒薬と材料の試行錯誤を経て、今日の湿潤環境理論に基づく、親水性プラスティックの普及を予知させるドレッシング材の開発まで、進歩の理論と技術のあとを辿る。
目次
序章 創傷ドレッシングとは何か
第1章 創傷ドレッシングの起源
第2章 消毒療法以前のドレッシング
第3章 バイ菌理論―消毒法と無菌法
第4章 創傷ドレッシング用の線維
第5章 ジョゼフ・サムソン・ギャムジー
第6章 その後の創傷ドレッシング
著者等紹介
川満富裕[カワミツトミヒロ]
1948年沖縄県に生まれる。1975年東京医科歯科大学を卒業後、一般外科を経て、小児外科を専攻。1984年獨協医科大学越谷病院小児外科講師。1998年より終末期医療に従事、現在、三軒茶屋病院勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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