目次
第1部 序論(動学的最適化の性質)
第2部 変分法(変分法の基本問題;可動的終点のための横断性条件;2階条件 ほか)
第3部 最適制御理論(最適制御:最大値原理;最適制御の一層の考察;無限期間問題 ほか)
著者等紹介
小田正雄[オダマサオ]
関西大学経済学部教授(経済学博士)
仙波憲一[センバケンイチ]
青山学院大学国際政治経済学部教授
高森寛[タカモリヒロシ]
早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授(Ph.D.,Columbia University)
平澤典男[ヒラサワノリオ]
青山学院大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yggdrasill
2
変分法と最適制御論、動的計画法の基礎を学ぶ。基本的には状態変数と制御変数を含む関数を最大化するという手法を、古典的なモデルから出発して様々な条件を追加し、それを最大化原理を用いハミルトニアン、ラグアンジュアンを設定、運動方程式を求め、横断性条件を課し最大化問題を解いていく。本書の魅力は経済学におけるDPの利用、応用である。基本的なモデルの他に、政治経済学、公共経済学の動学モデルも勉強でき、非常に参考になった。M1レベルかな、ローマー<本書=ブランチャード<リカーシブマクロといったところであろうか。2010/12/15