内容説明
あふれる健康情報やまことしやかな「常識」に振り回されないために!間違った考えや思い込みから、怖い合併症を進行させるケースがあとを断ちません。数多くの患者さんを長年診察し、その明暗をつぶさに見てきた大森先生が、いま一度わかりやすくお話しします。
目次
糖尿病は古代からあり現代文明病ではない
うちには糖尿病の人がいないので、私は糖尿病ではない
「なんの症状も無いので大丈夫」は大丈夫ではない
検診で糖尿病と言われたが、症状が無いので無視している
過信してはいけない民間療法
薬を飲んでいるから治療を受けている
インスリン注射に関する間違いだらけの常識
血糖を下げる薬は飲み出したら止められないから飲みたくない
良くなったと言われたので治療を中断した
教えられたことは正ししく守りましょう〔ほか〕
著者等紹介
大森安恵[オオモリヤスエ]
1956年東京女子医科大学卒業。翌年、同大学第二内科入局。糖尿病の研究と臨床に従事する。1974年同第二内科助教授。同年カナダのマクギル大学留学。1975年同糖尿病センター助教授。1977年にはスイスのジュネーヴ大学にAcademic guestとして招聘される。1981年同糖尿病センター教授。1991年より同センター所長兼主任教授となり、1997年定年退職、名誉教授。1997年第40回日本糖尿病学会で女性初の会長を務める。糖尿病と妊娠に関する研究・臨床のわが国のパイオニアで、1985年に糖尿病と妊娠に関する研究会を設立、2001年には日本糖尿病妊娠学会に改め理事長となる。2002年より東日本循環器病院・糖尿病センター長
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