内容説明
ギスギスした世間をあたたかく生きていくために。「ええ」「ヘェー」「ウン!」…普段何気なく使っている「あいづち」に隠された意外なパワー。「キレない」ための「あいづち」再考。
目次
序章 世の中「あいづち」が鍵
1章 「あいづち」を考える
2章 「あいづち」の特性を知る
3章 「あいづち」行動に潜む関係性を探る
4章 日本人と「あいづち」
5章 英語にみるバック・チャンネル
6章 コミュニケーションの視点から切る
7章 「あいづち」の諸相
終章 「あいづち」を活かす
著者等紹介
久保田真弓[クボタマユミ]
1978年東京理科大学理学部数学科卒業。高等教師を経て80年青年海外協力隊に参加、理数科教師としてアフリカ・ガーナに赴任。82年より青年海外協力隊駒ヶ根訓練所、国際協力事業団沖縄国際センター等に勤務の後、91年、アメリカ・インディアナ大学大学院スピーチ・コミュニケーション研究科にてPh.D.取得。現在、関西大学総合情報学部助教授。専攻はコミュニケーション論。共訳書に『ジェンダー・開発・NGO―私たち自身のエンパワーメント』(キャロライン・モーザ著、新評論、1996年)がある
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感想・レビュー
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Humbaba
5
あいづちはコミュニケーションにおいて非常に重要である。ただし、その意味の取られ方は文化によって多少の違いがある。日本人は話を聞いていることを示すために積極的にあいづちを打つが、それが発話権の要求と捉えられてしまうこともある。相手がそれを道捉えるのかを知ることも、コミュニケーションを円滑にするためには重要である。2013/11/19
マルタ
0
会社の先輩にお借りして読みました。あいづちを通してわかる海外と日本の文化の違いなどなど。関西人のあいづちの平均を数字として表記されているのはこの本くらいだろう。コミュニケーション手段としてのあいづちの広意義について触れていて実生活においても役立ちそうだ。2013/01/19