内容説明
動物の構造を決めるのは機能か形態か―フランス生物界における積年の相入れぬ理念の対立が、1830年に噴出する。フランス科学界のリーダーたち、キュヴイエVSジョフロア‐サンチレール。世紀の大論争の全貌を明かす。
目次
序章 世紀の対決とのその解釈
第1章 キュヴィエとジョフロア―新科学に手を携えて
第2章 科学の立法者―キュヴィエと機能的解剖学
第3章 ジョフロアと理論解剖学
第4章 戦線が引かれる―1820~29年
第5章 アカデミーにおける論争
第6章 アカデミーの外で―論争の波紋
第7章 目的論、形態学そして進化論―論争とその後の動物学