内容説明
あかねは、ミナちゃんと待ちあわせをしています。「いつもおそいなあ」とつぶやくと、どこかから、「ゆるりと待ちましょう」という声が聞こえてきます。その声は、カエルでした。カエルは、ここで、ずっと待っていたようです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
25
「うっかりの玉」が良かったので、遠い方から予約取り寄せ。デビュー作。友達との待ち合わせ。必ず遅れてくる友達に、ちょっとイラっとしてしまう主人公。わかるわ~。でも、そこへ現れたのは、なんと……! そして、その出会いから、待つのも悪くないと思えてくる。高橋和枝さんの絵が、楽しさを引き立てる。2019/06/05
mntmt
20
待つこともいいもんだ。2018/10/25
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
『えほん・絵本・134冊』 https://bookmeter.com/books/14973087 で紹介されていた本。 あかねはいつもミナちゃんに待たされてばかり。今日も10分も待っているのに、とイライラ。そこへ何かを待っているカエルが声をかけてきて…。2021/02/22
Midori Matsuoka
8
大久保雨咲さんの作品に高橋和枝さんの挿絵がぴったり合っていてなんともほのぼのするお話でした。 お友だちと待ち合わせ中のあかねちゃんとカエルのなかまたちを待っているカエル。 ふたりのやりとりに読んでいてなごみます。待つのも悪くないねえ、なんて気持ちになれる本。2020/09/16
れいくす
6
ほのぼのした絵がとても可愛らしい。のんびりした風景。かえるもかわいい。こんな風に、ゆったりと待つ気持ちでいられたら、穏やかでいいなあ。セカセカ時間に追い立てられて過ごしていると、あかねちゃんとかえるのやり取りに心なごみます。2018/07/02
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