内容説明
レッツは5さい。レッツが3さいのころを思い出す。レッツにとって、それは、むかしむかし、おーむかし。どんな思い出ばなしかな?『お引越し』の著者、はじめての幼年童話。
著者等紹介
ひこ・田中[ヒコタナカ]
1953年生まれ。同志社大学文学部卒業。1990年『お引越し』で第1回椋鳩十児童文学賞受賞。相米慎二監督により映画化される。『ごめん』で第44回産経児童出版文化賞JR賞受賞。「児童文学書評」主宰
ヨシタケシンスケ[ヨシタケシンスケ]
1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。広告美術や依頼造型の仕事をするかたわら、日常生活を絶妙に切り取るスケッチの名手として注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei302
54
5歳のレッツには3歳のころは「むかしむかし」なんだねえ。まだまだ自分で出来ないことがたくさんあって、〈うわぎは、左手は なんとか はいるのだが、そのあと 右手を とおす あなが どこにあるか わからなかった〉 わたしも いま それで こまっています。 キュウリ色の目をしたネコさんが家族の一員になって、レッツシリーズが始まった。2010年の本。2018年に講談社新装版が出ている。 2022/02/26
keroppi
38
5歳のレッツにとっては、3歳の頃は、むかしむかし。日常のひとつひとつが、驚きの頃。ヨシタケシンスケさんのイラストに惹かれて読んだ。2018/07/08
しゅわ
36
【図書館】『…ふみだい』がとても良かったので、コンビ第一作のこちらも。同じく、やんちゃな5歳の男の子・レッツくんが3歳の頃の自分と、その時に家にやってきたネコ・キウイさんのことを振り返る…という内容。仲良くしたいときの流儀!?やそのものの名前…などなど、小さい子の世界観と、その広がる様子がとても丁寧に描かれています。娘は大爆笑していたけど…キミも数年前まではたいして変わらなかったんだよ!と心の中でツッコミまくりでした。2016/01/10
かおりんご
19
児童書。レッツと飼い猫キウイの話。レッツ、3歳の自分を振り返る。一人読みビギナーさん向けだけど、大人も楽しめる。2019/10/01
魚京童!
18
この人面白いぞ。ヨシタケさんの絵とぴったりだ。少々くどいけど。2016/10/25