内容説明
ある秋の朝、私は、たいせつな友だちに出会った…。友だちを愛することの意味をおしえてくれる物語。
著者等紹介
ジャケ,リュック[ジャケ,リュック][Jacquet,Luc]
1967年、フランスに生まれる。子どものころより自然に親しみ、学生時代にはリヨン第一大学で動物生物学の修士号を取得。1990年代よりドキュメンタリー映画の制作にかかわるようになり、2005年には初の長編映画「皇帝ペンギン」を完成。2007年に、自らのルーツというべきフランスの森を舞台にした映画「きつねと私の12か月」を制作した
マンソ,フレデリック[マンソ,フレデリック][Mansot,Fr´ed´erick]
1967年、フランスに生まれる。イラストレーター、絵本作家。リヨンの美術学校にて教鞭をとるかたわら、子どもの本の制作にたずさわる。独自のスタイルで描かれる絵には、多くのファンがいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中
42
こういうテーマの本で大好きな本があった気がする。"わたし"はきつねとずっといっしょにいたいけど、きつねは自由が好きなんだ。大好きなひとの好きなことと自分の好きなことはかなしいけれど必ずしもイコールじゃない。 少しビターな女の子の成長のおはなし。ステンドグラスのような海外の色あいの絵本。 【ぽむの助(0歳7ヶ月)】ぼくちょっとよくわかんない。おっきいえほんだった。 ✤図書館本 読み聞かせ✤2022/06/02
ヒラP@ehon.gohon
26
遠くて近くて、自由な距離感のあるのが、きつねと少女の友情でした。 12か月をかけて築き上げた友情物語。 コラージュ技法で美しく包まれた物語にぬくもりを感じました。 映画を絵本化した作品だそうですが、凝縮されて、濃厚な12か月です。2021/06/22
小夜風
20
【図書館】この絵は一体何に描かれているんだろう?ってじっくりと見入ってしまいました。凄く不思議な絵だけど、凄く素敵でした♪お話は「九月姫とウグイス」にも似ていて、誰かを愛することの本当の意味を考えさせられます。良い絵本でした♪2014/10/14
紅生姜
6
私も学生の頃、友達が好きすぎて、自分だけの友だちでいてほしいと思った時期があったことを思いだした。それでも、私も家族を持ち、子どもを産んだときはじめて、どんなに好きでも他人の人生に踏み入ることはできないと思った。成長するということは少しさみしいことでもあるけれど、主人公が大人へと一歩踏み出したことにさわやかな感動があった。2018/02/11
きくえいずみ
1
漢字も多いし、内容的にも小学校低学年向けと思われるけれど、2歳半の娘が図書館でひっぱりだしてきたので読み聞かせ。とてもよい本だった。「ちょっとむずかしかった」と言っていたけれど、最後まできちんときいていた。大きくなったら再読したい。2013/03/21