出版社内容情報
一度死んで冥府の姫となった宵華の冒険譚!
「わたしは宵華。人は屍人姫(しびとひめ)と渾名する」
冥府の都・ほう都に流星の如く現れた、愛と正義の英雄は、鬼神の如き強さを持つ十三歳の少女。数百年前に実在したといわれる伝説の英雄・焔崇(えんすう)の大ファンを自認する暴力系女子だ。しかし実のところ生前の宵華はといえば、穹国の第二皇女でありながら、病弱すぎてあっという間に死んでしまう、かわいそうな姫君だった。さて、前のめり気味に最強屍人(=ゾンビ)となった宵華には「冥府の王に嫁入りする」という大きな目標があった。噂ではその王様はとんでもない美形で、文武両道に優れた完全無欠の英雄らしい。ヒーローが大好物な宵華は意気込んで王城へ向かうが、先代の英雄「東嶽大帝」から理由あって代替わりしたばかりの、新しい冥府の王「ほう都真君」は、職務放棄も甚だしい、すこぶる無気力な《働いたら負けだと思っている》駄目男だった。予想外の人物像にドン引きの宵華だが、この真君、ただのサボりキングではなさそうで? 諸般の事情により互いの利害が一致してしまった冥府の王と屍人姫は、ひとまず形ばかりの夫婦となった。 ノンストップ中華風ファンタジー、ここに開幕!
内容説明
病弱だが人一倍メンタルの強い宵華姫は、伝説の英雄〓崇(えんすう)に憧れる暴力系女子。死んで冥府の都で甦り、生前とは別人のごとき身体能力で「最凶の屍人姫」の名をほしいままにしていた。が、実はゾンビとなった宵華には、冥府の王に嫁入りするという目標があった。噂によればその王様は文武両道・完全無欠の英雄らしく、ヒーローが大好物の宵華は意気込んで城へと向かうが、代替わりしたばかりの新王・〓都真君は、職務放棄も甚だしい。すこぶる無気力な駄目男だった。予想外の人物像に宵華はドン引きするが、どうやらこの真君、タダモノではなさそうで…?
著者等紹介
片瀬由良[カタセユラ]
神奈川県出身。第一回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門ルルル賞を受賞し、2007年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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あっか
よっち
史
RINGOoisiiiiiii
色素薄い系