内容説明
本書は、大学において初めて刑法を学ぶ学生に、刑法(各論)の骨組みを理解させることを目的として書かれたものである。そのため本書においては、文章もできるかぎり簡素・平易にして、学説・判例も最小限度必要なものだけにとどめた。
目次
序論
第1編 個人的法益に対する罪(生命および身体に対する罪;自由に対する罪;私生活の平穏に対する罪;名誉および信用に対する罪;財産に対する罪)
第2編 社会的法益に対する罪(公共の平穏に対する罪;公共の信用に対する罪;公衆衛生に対する罪;風俗に対する罪)
第3編 国家的法益に対する罪(国家の存立に対する罪;国家の作用に対する罪)