内容説明
保育者は専門性をどのように自覚し高めていったらよいのでしょうか。本書はそうした問題を乗り越えていくために、保育実践を研究するというひとつの方向性を提示します。保育という行為は、保育者と子どもたちが日々創造的に展開していくものです。その時どきに応じた柔軟な対応が専門性として求められています。そうした創造的な行為であるからこそ、自分たちの行為を絶えず自覚化して適切な方向に軌道修正していくことが必要になるのです。したがって本書は、保育者がそうした軌道修正を専門的に行なうことを可能にしていくための入門書であるともいえます。
目次
序章 保育実践研究のすすめ
第1章 保育実践研究の動機
第2章 研究テーマの設定
第3章 研究方法の工夫
第4章 先行研究の検討
第5章 研究の進め方
第6章 記録のとり方・生かし方
第7章 研究のまとめ方と発表の方法