CMCテクニカルライブラリー<br> 反射型カラー液晶ディスプレイ技術

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CMCテクニカルライブラリー
反射型カラー液晶ディスプレイ技術

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  • サイズ A5判/ページ数 262p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784882318439
  • NDC分類 549
  • Cコード C3054

出版社内容情報

      (1999年『反射型カラーLCD総合技術』普及版)


 【刊行にあたって】

 液晶ディスプレイ(LCD)は,近年,大型化,高精細化,カラー化が進み,ノート型パソコンのほとんどに使われるなど,フラットパネルディスプレイの中で最も広く利用されている。LCDは,当初,反射型として開発されたが,カラー化の進展に伴い,現在の直視型LCDは,バックライトを設けた透過型が主流となっている。 しかし,最近,PDAなどの携帯情報機器に関心が高まり,それに伴って,消費電力,容積,重量の増大を招くバックライトを使わない反射型LCDが改めて脚光を浴びるようになってきた。中でも反射型カラーLCDの開発が盛んに行われるようになり,超薄型,軽量,高機能,低消費電力のディスプレイが実現されつつある。
 本書では,この反射型カラーLCDの基礎から各方式・各モードの反射型カラーLCDの技術開発動向および構成部材の開発動向について,各分野の第一線で活躍している研究開発者が分担して紹介する。
                               東北大学大学院 教授 内田龍男


 【執筆者一覧(執筆順)】


内田 龍男      東北大学 大学院工学研究科 電子工学専攻 教授
溝端 英司      NEC 機能デバイス研究所 ディスプレイデバイス研究部 主任
         (現) NECプラズマディスプレイ(株) 開発本部 デバイス開発部 エキスパート
飯野 聖一      セイコーエプソン(株) LD技術開発センター 部長
         (現) セイコーエプソン(株) OLED技術開発本部 本部長
鵜飼 育弘      ホシデン・フィリップス・ディスプレイ(株) 技術本部 参与
         (現) ソニー(株) マイクロシステムズネットワークカンパニー モバイルディスプレイカンパニー 工学博士 担当部長
小関 秀夫      松下電器産業(株) 液晶事業部 商品設計部 部長  
岩井 義夫      松下電器産業(株) 液晶事業部 開発部 主任技師
         (現) 東芝松下ディスプレイテクノロジー(株) 設計センター グループ長
曽根原富雄      セイコーエプソン(株) 研究開発本部 表示技術開発室 主任研究員
小川  鉄      松下電器産業(株) 液晶事業部 開発部 開発3課 課長
         (現) 東芝松下ディスプレイテクノロジー(株) モバイルユース事業部 モバイル応用技術二部 部長
本村 敏郎      京セラ(株) 薄膜部品事業本部 液晶開発部 液晶開発課 課長
         (現) 京セラ(株) 液晶事業部 液晶開発部 部長
関  秀廣      八戸工業大学 工学部 教授
         (現) 八戸工業大学大学院 工学研究科 教授
杉山  貴      スタンレー電気(株) 研究開発本部 プロジェクト推進部 主任技師
岩倉  靖      スタンレー電気(株) 研究開発本部 プロジェクト推進部 
西野 利晴      カシオ計算機(株) デバイス事業部 LCD1部設計室 室長
赤塚  實      オプトレックス(株) 開発部 技術開発課 課長
         (現) 広島オプト(株) 技術部 部長
橋本 清文      ミノルタ(株) 研究開発本部 画像メディア技術部 担当課長
         (現) コニカミノルタテクノロジーセンター(株) デバイス技術研究所 電子メディア開発室 担当課長
田中 征臣      メルク・ジャパン(株) 液晶事業部 厚木テクニカルセンター
         (現) メルク(株) 液晶事業部 厚木テクニカルセンター 主任研究員
小野 俊彦      コーニングジャパン(株) 静岡テクニカルセンター 研究員
藤井 貞男      鐘淵化学工業(株) 電材事業部 基幹部員
疋田 敏彦      鐘淵化学工業(株) 電材事業部
吉田  博      ジオマテック(株) 技術本部 開発室 開発2課 主任研究員
         (現) ジオマテック(株) 企画本部 R&Dセンター 主任研究員
田口 貴雄      凸版印刷(株) 総合研究所 材料技術研究所 チームリーダー
         (現) 凸版印刷(株) 総合研究所 ディスプレイ研究所 部長
栗山 敬祐      JSR(株) 四日市研究所 ディスプレイ材料開発室 
小柳 嗣雄      触媒化成工業(株) ファイン研究所 新技術開発室 
中山 和洋      触媒化成工業(株) ファイン研究所 第三研究室 
石窪 隆文      触媒化成工業(株) ファイン研究所 
堀江 賢一      (株)スリーボンド 開発部 電気事業開発課 
赤坂 秀文      (株)スリーボンド 開発部 電気事業開発課 
岡田 豊和      住友化学工業(株) メタアクリル・光学製品事業部 主席部員
         (現) 住友化学工業(株) 光学製品事業部 主席部員
内田 輝男      日本ポラロイド(株) 新規事業部 電子材料課 主事
         (現) コダック(株) LCD Applications Management 担当マネージャー
渡辺伊津夫      日立化成工業(株) 筑波開発研究所 

  (執筆者の所属は,注記以外は1999年当時のものです。)


 【構成および内容】


第1章 反射型カラーLCD開発の現状と展望              内田龍男
 1.はじめに
 2.反射型LCDの構成
  2.1 タイプA(拡散反射板方式)
  2.2 タイプB(後方散乱型液晶方式)
  2.3 タイプC(前方散乱フィルム方式)
 3.反射型LCDカラー化の方法
 4.まとめ
 5.おわりに

第2章 反射型カラーLCDの開発技術
 1.GHモード反射型カラーLCD                        溝端英司
  1.1 GH液晶の種類と動作原理
    (1)Heilmeier型
    (2)1/4波長板型
    (3)2層型
    (4)相転移型
    (5)PDLC型
  1.2 アクティブマトリクス
  1.3 PCGH液晶のヒステリシス
  1.4 カラーパネルの光学設計
 2.TNモードTFD駆動方式反射型カラーLCD               飯野聖一
  2.1 はじめに
  2.2 なぜ反射型カラーLCDか
  2.3 TFDの構造と動作
  2.4 反射型カラーディスプレイの実現方法
  2.5 TNモード(2枚偏光板型)反射型カラー
   2.5.1 カラーフィルタの色設計
   2.5.2 開口率
   2.5.3 ガラス厚と画素ピッチ
   2.5.4 反射板
   2.5.5 試作
  2.6 SPD(1枚偏光板)モード
   2.6.1 内面反射板構造の反射型カラーLCD
   2.6.2 TFD内面散乱構造
  2.7 補助照明
   2.7.1 半透過反射型
   2.7.2 フロントライト
  2.8 低消費電力
  2.9 まとめ
 3.TNモードTFT駆動方式反射型カラーLCD(1)              鵜飼育弘
  3.1 はじめに
  3.2 セル条件の最適化
  3.3 テストセルによる実証
  3.4 フルカラー反射型TFT-LCDの開発
   3.4.1 デバイス構造
   3.4.2 プロセス技術
      (1)TFTアレイ
      (2)カラーフィルター(CF)
   3.4.3 電気光学的特性
   3.4.4 特長と用途
  3.5 おわりに
 4.TNモードTFT駆動方式反射型カラーLCD(2)              小関秀夫,岩井義夫
  4.1 はじめに
  4.2 デバイス構成
  4.3 反射型アレイ
  4.4 光学構成設計
   4.4.1 設計手法
   4.4.2 視覚特性
   4.4.3 視覚改善
  4.5 カラーフィルター
  4.6 試作パネル
  4.7 おわりに
 5.PDLCモード反射型カラーLCD                       曽根原富雄
  5.1 はじめに
  5.2 並置加法混色型
  5.3 積層加法混色型
  5.4 YCM減法混色型
 6.R-OCBモード反射型カラーLCD                      内田龍男
  6.1 はじめに
  6.2 新しい反射型液晶ディスプレイの構造と光学特性
  6.3 R-OCBセルの応答特性
  6.4 反射型液晶ディスプレイに適した光散乱フィルムの光学特性
  6.5 フルカラーR-OCBセルの作製
  6.6 まとめ
 7.STNモード反射型カラーLCD(1)                      小川 鉄
  7.1 はじめに
  7.2 パネル構成
  7.3 低電力動作
  7.4 フロントライト
  7.5 まとめと今後の課題
 8.STNモード反射型カラーLCD(2)                      飯野聖一
  8.1 はじめに
  8.2 モバイルアプリケーション
  8.3 STN反射型カラーの検討
   8.3.1 STNモードの特性向上
   8.3.2 低消費電力化
   8.3.3 高コントラスト化
   8.3.4 高反射率化
   8.3.5 試作
  8.4 YCMカラーフィルタの検討
  8.5 まとめ
 9.STNモード反射型カラーLCD(3)                      本村敏郎
  9.1 はじめに
  9.2 反射型カラーLCDの現状と動向
   9.2.1 反射型カラーLCDの構造
   9.2.2 高開口率技術の採用
   9.2.3 高性能反射板の開発
   9.2.4 反射型用カラーフィルタの開発
   9.2.5 STNモード液晶セル設計の最適化
   9.2.6 低消費電力化駆動技術の採用
  9.3 フロントライト方式反射型カラーLCDの現状と動向
  9.4 半透過反射型カラーLCDの現状と動向
  9.5 おわりに
 10.CSHモード反射型カラーLCD(1)                     関 秀廣
  10.1 はじめに
  10.2 R-ECB液晶素子の構造と動作原理
  10.3 新素子における光学的取り扱い
  10.4 透過型CSHと反射型R-ECBモードの比較
  10.5 角度依存性の改善
  10.6 おわりに
 11.CSHモード反射型カラーLCD(2)                     杉山 貴,岩倉 靖
  11.1 はじめに
  11.2 CSH-LCDの特徴
   11.2.1 広視角特性
   11.2.2 均一表示特性
  11.3 反射型LCDへの応用
  11.4 光配向法によるプレティルト角制御
 12.ECBモード反射型カラーLCD(1)                     西野利晴
  12.1 ECBモードとは
  12.2 デバイス光学設計
  12.3 反射型カラーLCDのワイドレンジ化
  12.4 反射型カラーLCDの高色純度化
  12.5 反射型カラーLCDの高デューティー化
  12.6 今後の課題
 13.ECBモード反射型カラーLCD(2)                     赤塚 實
  13.1 はじめに 
  13.2 SRCの設計
   13.2.1 開発方針とSRCの概要
   13.2.2 SRCの原理
   13.2.3 SRCの最適化
      (1)パネル
      (2)駆動方法
      (3)フレームレスポンスの抑制
  13.3 量産上の留意点
   13.3.1 駆動回路
   13.3.2 パネル特性
  13.4 今後の課題
 14.コレステリック選択反射モード・カラーLCD                 橋本清文
  14.1 はじめに
  14.2 特徴
  14.3 原理
  14.4 素子構成
  14.5 カラー化
  14.6 駆動方法
  14.7 応用と課題

第3章 反射型カラーLCDの構成材料
 1.液晶材料                                      田中征臣
  1.1 はじめに
  1.2 反射型TN-TFT LCD
   1.2.1 高信頼性
   1.2.2 低電圧駆動
   1.2.3 高速応答
   1.2.4 低Δn化
  1.3 VA-LCD
  1.4 PCGH-LCD
  1.5 反射型PDLC
  1.6 まとめ
 2.ガラス基板                                     小野俊彦
  2.1 はじめに
  2.2 ガラス組成
  2.3 熱的特性
   2.3.1 歪点
   2.3.2 熱膨張
   2.3.3 熱収縮
  2.4 化学的特性
   2.4.1 耐薬品性
   2.4.2 耐候性
  2.5 機械的特性
   2.5.1 破壊強度
   2.5.2 切断安定性
   2.5.3 たわみ
  2.6 ガラス基板製造プロセス
   2.6.1 溶媒工程
   2.6.2 成形工程
     (1) フロート法
     (2) ダウンドロー(スロットダウンドロー)法
     (3) フュージョン法
   2.6.3 ガラス基板加工工程
   2.6.4 研磨,アニール工程
   2.6.5 洗浄工程
   2.6.6 検査工程
     (1) 寸法検査
     (2) 外観検査
     (3) 現在の検査技術:目視検査
 3.プラスチック基板                                  藤井貞男,疋田敏彦
  3.1 はじめに
  3.2 プラスチック基板の特長
  3.3 プラスチック基板の要求特性
   3.3.1 基材フィルム
   3.3.2 ガスバリア層,ハードコート層
  3.4 プラスチック基板作成技術
   3.4.1 基材フィルム
   3.4.2 ガスバリア層
   3.4.3 ハードコート層
  3.5 おわりに
 4.透明導電膜                                     吉田 博
  4.1 はじめに
  4.2 ITO膜の歴史
  4.3 ITO膜の作製方法
   4.3.1 基板
   4.3.2 洗浄
   4.3.3 成膜
   4.3.4 測定検査・外観検査・耐久性検査
  4.4 ITO膜の特性
   4.4.1 シート抵抗値・膜厚・透過率
   4.4.2 屈折率
   4.4.3 表面形状
   4.4.4 残留応力
   4.4.5 組成
  4.5 今後の展開
 5.カラーフィルタ                                    田口貴雄
  5.1 はじめに
  5.2 カラーフィルタへの要求性能
   5.2.1 色特性と明度
   5.2.2 ホワイトバランス
   5.2.3 耐性
  5.3 カラーフィルタの構造と材料
   5.3.1 色の設計
   5.3.2 製造方法
   5.3.3 材料
   5.3.4 構造の工夫
   5.3.5 YMC(イエロー,マゼンタ,シアン)カラーフィルタ
  5.4 まとめ
 6.配向膜材料                                    栗山敬祐
  6.1 はじめに
  6.2 LCDにおける配向膜の役割
  6.3 配向膜の形成方法と配向膜材料の代表的構造
  6.4 配向膜の液晶配向機能
   6.4.1 水平配向膜
   6.4.2 垂直配向膜
   6.4.3 配向規制力
  6.5 配向膜の電気的特性
   6.5.1 高電圧保持率
   6.5.2 低残留直流電界
  6.6 配向膜の光透過性
  6.7 おわりに
 7.高精度スペーサ                                 小柳嗣雄,中山和洋,石窪隆文
  7.1 はじめに
  7.2 スペーサの種類と要求特性
  7.3 スペーサの使用法
  7.4 スペーサの圧縮特性とセルギャップについて
  7.5 低温気泡の力学計算
  7.6 高温色ムラについて
  7.7 機能性スペーサ
   7.7.1 接着性スペーサ(AW)
   7.7.2 弾性シリカスペーサ(EW)
   7.7.3 遮光性スペーサ(NB)
   7.7.4 シール用スペーサ
   7.7.5 導電性スペーサ
  7.8 おわりに
 8.シール剤・封止剤                                 堀江賢一,赤坂秀文
  8.1 はじめに
  8.2 封止剤
  8.3 メインシール
  8.4 おわりに
 9.偏光板・反射板・位相差板・拡散板                      岡田豊和
  9.1 はじめに
  9.2 偏光板での光の損失低減のための反射型LCDと必要な光学フィルム
    (1)偏光板フリーの反射型LCDと光学フィルム
    (2)偏光板1枚使用の反射型LCDと光学フィルム
    (3)反射型LCD用高透過偏光板
    (4)反射型LCD用非吸収型偏光板
  9.3 カラーフィルターでの光の損失低減のための反射型LCDと必な光学フィルム
    (1)染料系カラー偏光板
    (2)ECB方式用高位相差板
  9.4 拡散性反射板での光の損失低減のための反射型LCDと必要な光学フィルム
    (1)高性能拡散性反射板
    (2)鏡面性反射板を用いた反射型LCDに必須の前方散乱フィルム
  9.5 おわりに
 10.反射板                                       内田輝男
  10.1 はじめに
  10.2 液晶セル外部反射板
   10.2.1 アルミ反射板
   10.2.2 銀反射板
   10.2.3 半透過反射板
   10.2.4 ホログラムを利用した反射板
   10.2.5 反射偏光子を利用した反射板
  10.3 液晶セル内部反射板
  10.4 おわりに
 11.異方導電フィルム                                渡辺伊津夫
  11.1 はじめに
  11.2 接続原理
  11.3 ACFに用いられる接着剤
  11.4 ACFに用いられる導電粒子
   11.4.1 金属コートプラスチック粒子
   11.4.2 Ni粒子
  11.5 接続特性に及ぼす導電粒子数の影響
  11.6 ACFを用いたLCDでの実装例
   11.6.1 ACFによるTCPの接続
       (1)LCDパネルとTCPの接続
       (2)LCDとPWBの接続
   11.6.2 ACFによるCOG接続
  11.7 おわりに

内容説明

反射型カラーLCDの基礎から各方式・各モードの反射型カラーLCDの技術開発動向および構成部材の開発動向について紹介。

目次

第1章 反射型カラーLCD開発の現状と展望(反射型LCDの構成;反射型LCDカラー化の方法)
第2章 反射型カラーLCDの開発技術(GHモード反射型カラーLCD;TNモードTFD駆動方式反射型カラーLCD;TNモードTFT駆動方式反射型カラーLCD ほか)
第3章 反射型カラーLCDの構成材料(液晶材料;ガラス基板;プラスチック基板 ほか)

著者等紹介

内田龍雄[ウチダタツオ]
東北大学大学院工学研究科電子工学専攻教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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