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ファインケミカルのプラントエンジニアリング

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  • サイズ A5判/ページ数 307p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784882317845
  • NDC分類 570
  • Cコード C3058

出版社内容情報

【構成および内容】

【総論編】

第1章 ファインケミカルのプラントエンジニアリングにおける最新動向
 1.ファインケミカルの特性
  (1)ファインケミカル産業の特性
  (2)ファインケミカルの特長
  (3)ファインケミカルプラントの特長
 2.ファインケミカルのプラントエンジニアリング
  (1)プラントエンジニアリング
  (2)バッチプラントの特性
  (3)バッチの連続化
  (4)バッチのコンピュータ制御
  (5)プラントのコンパクタビリティ
  (6)エンジニアリングのキィポイント
 3.ファインケミカルプラントの最新動向
  (1)ガラス製プラント
  (2)マルチパーパスプラント
  (3)パイプレスプラント
  (4)CIMプラント
  (5)エンジニアリングケミカルプラント

【反応装置・設計編】

第2章 ファインケミカルプラントの反応装置
 1.反応速度
  (1)反応速度
  (2)反応速度図
  (3)触媒反応
  (4)反応速度定数
 2.反応装置
  (1)反応操作
  (2)反応器構造
  (3)温度調節
  (4)反応装置の型選択式
  (5)反応装置の設計方程式
 3.反応装置設計
  (1)設計手順
  (2)プロセス選定
  (3)滞留時間
  (4)反応器容積
  (5)攪拌動力
  (6)伝熱ジャケット
 4.単位装置の経済性向上
  (1)反応装置の価格
  (2)精留装置の価格
  (3)反応装置の経済性向上
    ①運転管理
    ②原料の予備処理
    ③原料濃度
    ④キャリヤーガス
    ⑤滞留時間
  (4)精留装置の経済性向上
    ①運転管理
    ②トレーの高性能化
    ③省エネルギー型蒸留
    ④充填塔

第3章 ファインケミカル反応装置の選定
 1.選定の基準
  (1)反応装置の選定手順
  (2)反応装置選定の経済的考察
  (3)反応装置選定のプロセス的見直し
  (4)反応装置選定の経済性基準
 2.容積効率
  (1)容積効率の求め方
  (2)θBの求め方
  (3)θCの求め方
  (4)E~η~n図表
  (5)連続反応装置の槽数
 3.二次反応
  (1)二次反応の容積効率
  (2)θBの求め方
  (3)θCの求め方
  (4)E~η~n図表
  (5)三次反応
 4.n次反応
  (1)代数的解法
  (2)逐次計算法
  (3)図式解法
  (4)図式解法の応用
  (5)連続反応槽の設計方程式

【プラント設計編】

第4章 ファインケミカルプラント型式の選択
 1.建設費の求め方
  (1)建設費推定の手順
  (2)主要機器の価格からプラント全体の建設費を推定する方法
  (3)既設から新設のプラント建設費を推定する方法
  (4)単位生産量当りの建設費からプラント建設費を推定する方法
  (5)資本回転率からプラント建設費を推定する方法
  (6)類似プラントから建設費を推定する方法
 2.プラント型式の領域図
  (1)生産規模と建設費
  (2)プラント型式の選択式
  (3)工場移転
  (4)技術導入
  (5)新製品開発

第5章 分岐生産量の式
 1.製造原価
 (1)標準原価計算
  (2)ダイレクトコスティング
  (3)ジョイントコスティング
  (4)機会損益計算
 2.製造原価の最適化
  (1)比例費算出法
  (2)固定費算出法
    ①単位装置制作費
    ②単位装置から建設費
    ③建設費から固定費
  (3)経済性の最適化
  (4)最適条件の実態
  (5)最適収率の式
  (6)最適バッチサイズの公式
 3.分岐生産量の式
  (1)資本利益率
  (2)分岐生産量の式
  (3)設備更新

第6章 ファインケミカルプラントの生産序列
 1.生産計画
  (1)バッチプラント
  (2)生産計画
 2.シンプレックスタブロー
  (1)転差利益
  (2)タブローのつくり方
  (3)連産化学品の生産計画
  (4)多品種生産の合理化

第7章 ファインケミカルプラントの限界
 1.有機ファインケミカルの製造
  (1)有機酸エステル
  (2)エステルの製造法
  (3)サルチル酸メチル
 2.有機ファインケミカルプラントの限界
  (1)エステル反応の連続化
  (2)エステル装置の技術的限界
  (3)エステル装置の経済的限界

第8章 ファインケミカルプラントの相似装置
 1.反応装置の相似
  (1)反応装置の大きさ
  (2)反応装置の相似
 2.相似装置の実例
  (1)バッチプラント
  (2)新バッチプラント
  (3)相似原因説
  (4)膨張原因説
  (5)デッドスペース説
  (6)異常反応説
  (7)原因究明
  (8)実証実験
  (9)水分調整
 3.規模の影響
  (1)パイロットプラント
  (2)固体液化反応
  (3)小型装置の限界

第9章 ファインケミカルプラントのスケールアップ
 1.スケールアップ領域
  (1)スケールアップ則
  (2)スケールアップ領域
 2.化学的スケールアップ
  (1)化学的相似性
  (2)気固反応の律速段階
  (3)液液反応の律速段階
  (4)触媒反応の律速段階
  (5)スラリー反応の律速段階
 3.熱的スケールアップ
  (1)熱的相似性
  (2)槽型反応装置によるスケールアップ
  (3)プラスチック重合器のスケールアップ
 4.流体力学的スケールアップ
  (1)流体力学的相似性
  (2)無次元式によるスケールアップ
  (3)攪拌動力によるスケールアップ
  (4)循環回数によるスケールアップ
  (5)周速によるスケールアップ
  (6)流体力学的~熱的のスケールアップ
 5.幾何学的スケールアップ
  (1)幾何学的相似性
  (2)沈降分離槽のスケールアップ
 6.スケールアップの経験則
  (1)10倍則
  (2)粉砕機のスケールアップ
  (3)発酵装置のスケールアップ

【原料成分編】

第10章 ファインケミカルプラントの原料成分問題
 1.原料中の不純物
  (1)不純物の機能性
  (2)不純物の分離
  (3)不純物の経済性
 2.不活性成分の添加
  (1)添加の効果
  (2)多目的スチーム
  (3)無害物添加の意外性
 3.活性成分の添加
  (1)添加の効果
  (2)不純物の相乗効果
  (3)添加の経済性
 4.原料・生成物の添加
  (1)添加の効果
  (2)精留塔損失
 5.副生物の添加
  (1)添加の効果
  (2)バッチ式と連続式
(3)製品の高収率化
(4)副生物のリサイクル
(5)添加の経済性

第11章 ファインケミカルの原料予備処理問題
 1.原料の予備処理
  (1)予備処理の問題
  (2)予備処理の経済性
 2.異相転換
  (1)固相から液相へ
  (2)固相から気相へ
  (3)液相から気相へ
  (4)気相から液相へ
 3.原料の活性化

第12章 ファインケミカルプラントのフィードと加熱問題
 1.分割フィード
  (1)多段槽型連続反応装置
  (2)時限位置転化
  (3)TVAプロセス
 2.異相フィード
  (1)異相律速
  (2)ループ反応器
  (3)クロールアニシジンの経済性
 3.加熱と除熱
  (1)予熱
  (2)反応器の加熱
  (3)反応器の除熱
 4.バッチと連続の間
  (1)半連続式
  (2)ガードラープロセス
  (3)ガードラーの経済性
  (4)ニュープロセス

【コンピュータ制御編】

第13章 高収率化のための制御システム
 1.オンオフ制御
  (1)オンオフ機能
  (2)オンオフ改良
  (3)ログスキャン
 2.PID制御
  (1)比例動作
  (2)積分動作
  (3)微分動産
  (4)PID動作
 3.フィードバック制御
  (1)FB制御の構成
  (2)FB特性
 4.フィードフォワード制御
  (1)FF制御の構成
  (2)スミス補償法
 5.シーケンス制御
  (1)シーケンス制御の構成
  (2)スケジューラー
 6.DDC制御
  (1)制御の自由度
  (2)CPU
 7.アドバンストコントロール
 8.人工知能による制御
  (1)AI
  (2)プロセスの異常診断
  (3)AI制御の将来と実際
 9.工場自動化
  (1)FA化の条件
  (2)ロボット制御
  (3)制御の効果

第14章 昇温時間の短縮化
 (1)オーバーシュート
 (2)スタートアップ
 (3)バッチリアクター
 (4)シーケンス制御器
 (5)コンピュータコントロール

第15章 反応時間のスケジュール制御
 (1)バッチリアクション
 (2)リアクションタイム
 (3)コンピュータコントロール

第16章 製品取り出しのコンピュータ制御
 (1)テイクアウト
 (2)固液任意取得
 (3)オペレーション
 (4)コンピュータコントロール
 (5)マイコン化

第17章 コンピュータによる自動洗浄
 (1)クリーニング
 (2)洗浄装置
 (3)クリーニングインプレイス
 (4)コンピュータコントロール
 (5)コンピュータ制御の経済性

第18章 バッチ蒸留のコンピュータ制御
 (1)設計方法
 (2)バッチ蒸留
 (3)バッチ蒸留装置
 (4)オペレーション
 (5)コンピュータ制御

第19章 リフラックスによる生産性向上と省エネ化
 (1)リフラックス
 (2)リフラックス装置
 (3)オペレーション
 (4)コンピュータ制御
 (5)コンピュータ制御の経済性評価

第20章 精留塔の非干渉制御
 (1)フィードの変化
 (2)フィードフォワード制御
 (3)非干渉制御
 (4)コンピュータ制御
 (5)可変バイアスコントローラー

【公害対策編】

第21章 ファインケミカルの公害対策
 (1)悪臭問題
 (2)活性炭吸着法
 (3)直接燃焼法
 (4)設計計算
   ①活性炭吸着装置
   ②直接燃焼装置
 (5)経済計算
 (6)技術の進歩

第22章 ファインケミカルプラントの排水処理
 (1)排水問題
 (2)蒸発濃縮法
 (3)活性汚泥法
 (4)設計計算
   ①蒸発濃縮装置
   ②活性汚泥装置
 (5)経済計算
 (6)技術の進歩

第23章 ファインケミカルプラントのダスト処理
 (1)ダスト問題
 (2)遠心力集じん法
 (3)洗浄集じん法
 (4)設計計算
   ①遠心力集じん装置
   ②洗浄集じん装置
 (5)経済計算
 (6)技術の進歩

内容説明

本書の内容は大別して、(1)ファインケミカルのエンジニアリングと経済性、(2)ファインケミカルの新技術開発と経済性、(3)ファインケミカルのコンピュータ制御と経済性および(4)ファインケミカルの公害対策と経済性の四部門から成り立っており、実用的でしかも幾多の示唆にとみ、そのうえできるだけ具体的な事例を引用して構成してある。

目次

総論編(ファインケミカルのプラントエンジニアリングにおける最新動向)
反応装置・設計編(ファインケミカルプラントの反応装置;ファインケミカル反応装置の選定)
プラント設計編(ファインケミカルプラント型式の選択;分岐生産量の式 ほか)
原料成分編(ファインケミカルプラントの原料成分問題;ファインケミカルの原料予備処理問題 ほか)
コンピュータ制御編(高収率化のための制御システム;昇温時間の短縮化 ほか)
公害対策編(ファインケミカルの公害対策;ファインケミカルプラントの排水処理 ほか)

著者等紹介

赤羽利昭[アカバネトシアキ]
昭和3年長野県に生まれる。昭和20年海軍兵学校77期。昭和24年旧制第四高等学校卒業。昭和27年旧制東北帝国大学卒業。現在、東京工業専門学校講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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