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出版社内容情報
執筆者一覧
依田 行夫 科学ジャーナリスト
一和田眞次 日立冷熱（株） 営業統括本部 部長代理 バイオメディカルプロジェクトリーダー
（現・テクノメディカル（株） 営業技術部 部長）
鈴木 正身 東洋熱工業（株） 技術企画室長
和田 榮一 新晃工業（株） 技術本部 研究開発課 次長
生田 綽克 東洋熱工業（株） 技術本部 設計部長
高田 雅之 （株）忍足研究所 技術本部 課長（現・新座工場 工場長；機器製造部長）
吉田 康敏 新晃工業（株） 技術研究所長 （現・ニチメン（株） 名古屋機械部）
八巻 由孝 野村マイクロ・サイエンス（株） 開発研究所 第１グループ 主事
佐々木孝次 野村マイクロ・サイエンス（株） 開発事業本部 商品販売部 （現・（株）アグルー・ジャパン 技術営業部 部長）
堀木 泰之 日曹エンジニアリング（株） 営業二部 営業部長 （現・専務取締役）
山田 康雄 協和化工（株） 技術部 技術課 グループリーダー（現・技術部 次長）
原口 祐治 野村マイクロ・サイエンス（株） 第二技術部長
松井 雅男 鐘紡（株） 合繊研究所長
佐藤 賢三 鐘紡（株） 技術本部 商品試験センター長
平本美智明 日立プラント建設（株） 空調プラント事業本部 技術本部 副本部長
立田 敏明 新日本空調（株） 技術本部 特機部 課長
岩瀬 和夫 三建設備工業（株） 技術本部 研究開発部 主任研究員（現・東京事業本部工事部 次長）
菊井 寛 千代田テクノエース（株） 技術部長（現・エース・サービス（株） 常務取締役）
岡田 孝夫 高砂熱学工業（株） 総合研究所長（現・日本クリーン・テック（株） 技師長）
北林 厚生 日立冷熱（株） 営業統括本部 バイオメディカルプロジェクト 技師
池谷 俊彦 日本合成ゴム（株） 千葉工場 工場長付
田中 辰明 （株）大林組 設備計画部 副部長（現・お茶の水女子大学 生活科学部教授）
木村 昌夫 （株）ダン科学 技術部 技術グループ サブマネージャー
前川 甲陽 東京美装興業（株） 取締役（現・技術開発センター 顧問）
（所属は１９９０年１２月時点（ ）内は２０００年１２月現在）
構成および内容
第１章 クリーンルーム（ＣＲ）の現状と展望
１．クリーンルームの市場動向 シーエムシー編集部
１．１ はじめに
１．２ ハイテク化のキーテクノロジー
１．３ クリーンルームの歴史
１．４ 技術開発をリードした半導体
１．５ クリーンルームの種類
１．６ クリーンルームの市場規模
１．７ クリーンルームの市場構成
２．材料・機器の動向 依田 行夫
２．１ はじめに
２．２ エアフィルター
２．３ 除湿器
２．４ エアシャワー
２．５ 帯電防止床材
２．６ 超純水
２．７ 配管技術
２．８ 殺菌・滅菌
２．９ 真空ポンプ
２．１０搬送システム
３．構造設計（ＩＣＲ，ＢＣＲ） 依田 行夫
３．１ はじめに
３．２ クリーンルームの空気清浄度規格
３．３ クリーンルームの種類
３．４ ＩＣＲ
３．５ ＢＣＲ
３．６ スーパークリーンルーム
３．７ スポットクリーン
第２章 構造材料
１．床材・壁材・天井材 依田 行夫
１．１ はじめに
１．２ 床材
１．３ 壁材
１．４ 天井材
１．５ 防振対策
１．６ 静電対策
１．７ 電磁シールド
１．８ シーリング材
２．ユニット式 一和田眞次
２．１ はじめに
２．２ 形状と構造
２．２．１ 移動式
２．２．２ 固定式
２．２．３ 天吊式
２．２．４ ハードウォール形ユニット式
２．３ 課題
第３章 設備機器
１．空気清浄
１．１ 気流制御 鈴木 正身
１．１．１ クリーンルーム清浄度と気流方式
１．１．２ 気流制御について
１．１．３ 望ましい気流性状と気流に影響を及ぼす要因
１．１．４ クリーンルーム性能評価指針について
１．１．５ 気流の可視化
１．１．６ 気流の調整法
１．２ 温湿度制御 鈴木 正身
１．２．１ クリーンルームの温湿度条件
１．２．２ クリーンルームの空調方式と温湿度調製
１．２．３ 恒温室
１．２．４ 湿度調製（加湿）
１．２．５ 湿度と静電気
１．３ 室圧制御 和田 榮一
１．３．１ はじめに
１．３．２ 室圧制御の方法
１．３．３ 室リーク特性と室圧制御精度
１．３．４ 自動制御方式の設計留意点
１．３．５ バロメトリックダンパを用いる場合の設計留意点
１．３．６ 圧力制御用風量制御機器
１．３．７ 課題
１．４ 静電気 生田 綽克
１．４．１ 帯電現象
１．４．２ 静電気発生の具体例
１．４．３ 静電気による障害
（１）力学現象
（２）放電現象
（３）静電誘導現象
１．４．４ 静電気対策
（１）帯電防止の方法
１．４．５ 静電気と粒子
１．４．６ 床材に関する検討例
１．５ エアフィルター（ＨＥＰＡ，ＵＬＰＡ） 高田 雅之
１．５．１ はじめに
１．５．２ 超高性能フィルターの構造と性能
（１）性能規格
（２）構造
（３）粒子捕集性能
（４）圧力損失と寿命
１．５．３ フィルター組み合わせと清浄度
１．５．４ 今後の課題
１．６ 空調機器 吉田 康敏
１．６．１ はじめに
１．６．２ 空気調和機の構成部材
（１）送風機
（２）熱交換機
（３）加湿器
（４）ドレーンパン
（５）フィルタ
（６）ケーシング
１．６．３ 空調機器に関する省エネ技術
１．６．４ おわりに
２．用役処理機器・材料
２．１ 超純水製造 八巻 由孝
２．１．１ はじめに
２．１．２ 水質
２．１．３ 超純水フロー
（１）前処理
（２）二段ＲＯ
（３）溶存酸素除去
（４）アニオン－ミックスベッド塔
（５）中段ＲＯ
（６）ＴＯＣ－ＵＶ
（７）高純度樹脂
（８）外圧式ＵＦ
２．１．４ 分析機器
２．１．５ おわりに
２．２ 超純水配管 佐々木孝次
２．２．１ はじめに
２．２．２ 超純水製造装置と配管材料
２．２．３ 超純水配管材料
２．２．４ サークル配管の設計
２．２．５ おわりに
２．３ 高純度薬品コンポーネント 堀木 泰之
２．３．１ はじめに
２．３．２ コンポーネントの条件
２．３．３ フッ素樹脂の素材
２．３．４ フィティング
２．３．５ バルブ
２．３．６ ポンプ
２．３．７ おわりに
３．バイオハザード対策関連機器材料 一和田眞次
３．１ はじめに
３．２ バイオハザード対策の基準
３．２．１ 基準・指針の要旨
３．２．２ 設備・管理のレベル
３．３ 設備の基本設計条件
３．３．１ 建屋関係
３．３．２ 空調設備
３．３．３ 安全対策
３．４ 安全キャビネット
３．４．１ クラスⅠ安全キャビネット
３．４．２ クラスⅡ安全キャビネット
３．４．３ クラスⅢ安全キャビネット
３．４．４ 感染動物飼育装置
３．５ 安全実験室施工実施例（Ｐ３レベル）
３．５．１ 大阪府立公衆衛生研究所
３．５．２ 某薬品会社・組換えＤＮＡ研究施設
３．６ おわりに
４．排気処理機器材料 山田 康雄
４．１ はじめに
４．２ 基本的な排気の考え方
４．２．１ 排気の区分
４．３ 排ガス処理設備
４．３．１ 燃焼法
４．３．２ 吸収法
４．３．３ 集塵技術
４．３．４ 吸着技術
４．４ おわりに
５．廃水回収 原口 祐治
５．１ はじめに
５．２ 原水の取水量が増し、回収が必要となる場合
５．３ 洗浄水の水質により分離し、それぞれ回収する場合
５．３．１ 廃水回収と一次純水装置の合併処理
５．３．２ 廃水単独回収フロー
５．３．３ 冷却水、生産水等の補給用としての回収
５．４ クローズドシステム
５．５ その他の回収処理装置
５．５．１ 現像廃液回収装置
５．５．２ バックグラインダー廃水処理装置
５．６ おわりに
６．発塵制御
６．１ 清浄衣 松井 雅男、佐藤 賢三
６．１．１ はじめに
６．１．２ 素材（繊維および織物）技術
６．１．３ 帯電防止技術
６．１．４ 制電性の測定法
６．１．５ 防塵性の測定法
６．１．６ 清浄衣の縫製技術
６．１．７ 清浄衣の洗濯技術
６．２ 機器用品の発塵制御と清浄化 シーエムシー編集部
６．２．１ クリーンルーム機器用品について
６．２．２ クリーンルーム内での発塵要因
６．２．３ 機器類、工程での発塵制御
（１）カバー
（２）包装材料
６ ．２．４ 備品等の発塵制御
（１）机、作業台
（２）いす
（３）メモ用ペーパー
６．２．５ クリーンルーム機器用品の清浄化
７．微生物制御 一和田眞次
７．１ はじめに
７．２ 微生物とは
７．３ 適用分野と内容
７．３．１ 医療分野
７．３．２ 医薬品分野
７．３．３ 食品加工分野
７．３．４ 農林畜産分野
７．３．５ 実験動物施設
７．４ 今後の課題
８．クリーンルームの電気設備 平本美智明
８．１ はじめに
８．２ 電源設備
８．２．１ はじめに
８．２．２ 電源設備の動向と特長
８．２．３ 電源設備の高信頼性
８．２．４ 特別高圧受変電設備の動向とガス絶縁変電設備
８．２．５ 監視制御システムの動向
８．２．６ 非常用発電設備
８．２．７ 非常電源の動向
８．２．８ 無停電電源装置（ＣＶＣＦ）の動向
８．２．９ まとめ
８．３ 中央監視設備
８．３．１ はじめに
８．３．２ クリーンルーム監視制御の動向
８．３．３ 監視制御システムの具備条件
８．３．４ 機能分類端末
８．３．５ まとめ
８．４ 照明設備
８．４．１ はじめに
８．４．２ クリーンルームの照度と光源
８．４．３ クリーンルーム用照明器具
８．４．４ 非常用照明設備
８．４．５ まとめ
第４章 清浄度測定評価（応用別）
１．医薬（ＧＭＰ） 立田 敏明
１．１ 医薬品
１．１．１ 医薬品とは
１．１．２ ＧＭＰ
１．１．３ 医薬品の製造工程
１．２ 医薬品製造と清浄度
１．２．１ 清浄度
１．２．２ 空気清浄システム
１．２．３ 清浄度測定法と評価
１．２．４ 清浄度維持
２．医療 岩瀬 和夫
２．１ はじめに
２．２ 医療施設におけるクリーンルーム
２．３ 清浄度測定機器
２．３．１ 微粒子
２．３．２ 微生物
２．４ 清浄度測定と評価
２．５ おわりに
３．実験動物施設とＧＬＰ 菊井 寛
３．１ はじめに
３．２ ＧＬＰとは
３．２．１ ＧＬＰ制定の背景
３．２．２ ＧＬＰの概要
３．３ 実験動物とは
３．４ 実験動物の環境因子と基準値
３．４．１ 温度および湿度
３．４．２ 気流速度
３．４．３ 清浄度
３．４．４ 換気
３．４．５ 気圧（室内圧）
３．４．６ 臭気
３．４．７ 照明
３．４．８ 騒音・振動
３．５ 環境因子のコントロール
３．５．１ 温湿度の制御
３．５．２ 気流の制御
３．５．３ 室内圧制御と清浄度
３．５．４ 臭気制御と換気回数
３．５．５ 照明
３．５．６ 騒音制御
３．５．７ 微生物制御
３．６ 測定と評価
３．７ おわりに
４．半導体 岡田 孝夫
４．１ はじめに
４．２ 清浄度クラス
４．３ 微粒子の濃度測定法
４．４ クリーンルームの清浄度評価
４．５ 今後の課題
５．食品工業のバイオロジカルクリーンルーム 一和田眞次、北林 厚生
５．１ はじめに
５．２ 実施計画
５．２．１ 仕様
５．２．２ 計画上の考慮点
５．２．３ バイオクリーンルーム（ＢＣＲ）
５．２．４ 代表的な実施例
６．清浄度管理と標準粒子 池谷 俊彦
６．１ はじめに
６．２ ミクロの「ものさし」
６．３ 標準粒子としての要求特性と実力
６．４ なぜ標準粒子はラテックスか
６．５ 標準粒子の使用前の注意
６．６ 標準粒子の使用上の注意
６．７ 標準粒子の環境依存性
６．８ おわりに
第５章 今後の動向
１．自動化 田中 辰明
１．１ クリーンルームとファシリティマネージメント
１．２ ファシリティとオートメーション
１．３ クリーンルームの自動化
２．小型化・ユニット化 田中 辰明
２．１ 工業用クリーンルームの小型化・ユニット化
２．２ 手術用クリーンルームの小型化・ユニット化
３．防災システムの動向 平本美智明
３．１ はじめに
３．２ 防災設備の基本
３．２．１ 早期発見の必要性
３．２．２ 早期発見の困難な理由
３．２．３ クリーンルーム用火災感知システムの考え方
３．２．４ 自動火災感知システムの技術動向
３．３ 防災総合監視装置
３．４ おわりに
４．測定・評価（サブミクロン粒子計測） 木村 昌夫
４．１ はじめに
４．２ イオンカウンタ
４．２．１ イオンカウンタの種類と測定原理
４．２．２ 平行平板型イオンカウンタの測定原理
４．３ 特殊ガス用パーティクルカウンタ
４．４ 真空チャンバ内浮遊微粒子計測システム
５．省エネルギ 生田 綽克
５．１ クリーンルームにおけるエネルギの分類
５．２ 省エネルギのための基本方針
５．２．１ 基本方針
５．２．２ 各方針に対する考え方
５．３ 省エネルギ対策例
５．３．１ 外調機の採用によるエネルギロスの削減
５．３．２ 外調機冷却コイル冬期強制通水による冷熱回収
５．３．３ コイルバイパスマルチゾーン方式
５．３．４ 可変静圧システム
５．３．５ フィルタの圧力損失の変化をインバータで吸収
６．清掃（維持管理） 前川 甲陽
６．１ 清掃の意義と基本原則
６．１．１ 清掃の意義
６．１．２ 清掃の基本事項
６．２ クリーンルーム内の汚染と清掃の要因
６．３ クリーンルームの清掃の特徴
６．４ クリーンルームの清掃の方法
６．４．１ クリーンルーム清掃の資機材
６．４．２ 清掃の方法
広告索引
内容説明
クリーンルームの開発には空調はじめ振動・静電気・水・薬品ガスなどの知見、また機械・化学・電気・生物・建築など様々な分野にわたる要素技術の集積が求められる。前書、『クリーンルーム技術と材料』はこれらを顧み、クリーンルーム自体の技術動向を解説するとともに、関連機器・設備また関連材料についても出来るだけ細かく分類し、まとめられた。そして、１９９０年初版発行以来、クリーンルーム関連メーカー・ユーザーはじめ設備・機器・材料にわたる広い分野の方々にご購読いただいた。前書の内容に盛り込まれた設備、技術、材料などは今なお広く活用されている。そこで本書『クリーンルームと機器・材料』は前書にほとんど手を加えることなく、普及版として発行した。
目次
第１章 クリーンルーム（ＣＲ）の現状と展望（クリーンルームの市場動向；材料・機器の動向；構造設計（ＩＣＲ、ＢＣＲ））
第２章 構造材料（床材・壁材・天井材；ユニット式）
第３章 設備機器（空気清浄；用役処理機器・材料；バイオハザード対策の基準；排気処理機器材料；廃水回収；廃塵制御；微生物制御；クリーンルームの電気設備）
第４章 清浄度測定評価（応用別）（医薬（ＧＭＰ）
医療
実験動物とは
半導体
食品工業のバイオロジカルクリーンルーム
清浄度管理と標準粒子）
第５章 今後の動向（自動化；小型化・ユニット化；防災システムの瞳孔；測定・評価（サブミクロン・粒子計測）
省エネルギ
清掃（維持管理））
著者等紹介
依田行夫［ヨダユキオ］
科学ジャーナリスト
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
