エレクトロニクス材料・技術シリーズ
タッチパネルの技術と開発

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  • サイズ B5判/ページ数 192p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784882314776
  • NDC分類 548.21
  • Cコード C3054

出版社内容情報

★ 第一線の研究者による分担執筆
★ タッチパネルの開発動向をまとめた一冊


 【執筆者一覧(執筆順)】

三谷雄二    (株)タッチパネル研究所 代表取締役
伊勢有一   SMK(株) タッチパネル事業部 製造部 技術課
斉藤典生    (株)イーアイティー ヒューマンインタフェース事業部
恒崎賢仁   (株)イーアイティー ヒューマンインタフェース事業部
大久保諭隆  (株)イーアイティー ヒューマンインタフェース事業部
追谷武寿    タッチパネル・システムズ(株) 製品企画本部 製品企画部
中沢文彦   (株)富士通研究所 ペリフェラルシステム研究所 メディアデバイス研究部 主任研究員
黒沢 理    東プレ(株) 電子機器部 技術部 次長
堀江利彦   (株)ワコム 電子機器カンパニー エンジニアリング部 マネージャー
中西 朗    松下電子部品(株) 機構部品ビジネスユニット 開発グループ 主任技師
矢ケ崎琢也  松下電子部品(株) 機構部品ビジネスユニット 開発グループ 参事
佐伯周二    松下電器産業(株) AVコア技術開発センター 音響グループ 主幹技師
村上哲郎    松下電子部品(株) 機構部品ビジネスユニット 開発グループ チームリーダ
遠藤みち子  富士通コンポーネント(株) タッチパネル統括部 開発設計部
村上誠一    グンゼ(株) 電子部品事業部 技術開発センター 商品開発課課長
塩沢直行    太陽インキ製造(株) 技術開発本部 開発三部 課長
三谷 毅    太陽インキ製造(株) 技術開発本部 開発三部
山本晃生    東京大学大学院 工学系研究科 精密機械工学専攻 講師
黒川隆夫  京都工芸繊維大学 工学部 電子情報工学科 教授


 【構成および内容】

総  論                                     三谷雄二

1章 光学式タッチパネル                          伊勢有一
 1.はじめに
 2.原理・構造
 3.特徴
  3.1 高透過率
  3.2 高信頼性
  3.3 耐久性
 4.ニーズへの対応
  4.1 自動キャリブレーション(光量調整)機能
  4.2 分解能
  4.3 視差
  4.4 低スキャン機能
  4.5 不良素子自動復帰機能
  4.6 Ptr飽和検出機能
  4.7 不良素子無視機能
 5.構成部材と材料
 6.技術
  6.1 受光信号処理
  6.2 タッチ入力感度の均一化
 7.ソフトウェア
 8.用途
 9.おわりに

2章 赤外線イメージセンサー方式「XYFer Tchnology」     斉藤典生,恒崎賢仁,大久保諭隆
 1.はじめに
 2.赤外線イメージセンサー方式サーファーテクノロジーとは
 3.複数指を認識する多点認識機能
 4.タッチした物の大きさを認識
 5.各種製品事例
  5.1 プラズマディスプレイ用タッチパネル
  5.2 40インチ円卓型
  5.3 75インチガラススクリーン型
  5.4 80インチリアプロBOX型
  5.5 100インチフロント投影型
  5.6 150インチリアプロジェクション型
  5.7 空間センサー
 6.今後の展開

3章 超音波表面弾性波方式タッチパネル               追谷武寿
 1.はじめに
 2.超音波表面弾性波方式の構造と動作原理
 3.超音波表面弾性波方式の特徴
  3.1 高透過率
  3.2 長寿命
  3.3 安定性
  3.4 スタイラス使用可能
  3.5 高分解能
  3.6 大型化
  3.7 押圧検知可能
  3.8 デザイン性
  3.9 超音波表面弾性波方式の注意点
 4.超音波表面弾性波方式タッチパネルの駆動回路
 5.超音波表面弾性波方式タッチパネルのなかま
  5.1 Secure Touch(セキュアタッチ)
  5.2 iTouch(アイタッチ)
 6.超音波表面弾性波方式タッチパネルを採用したアプリケーション
  6.1 メディアテーブル
  6.2 CD作成コントロール末端
  6.3 レントゲン写真閲覧システム
 7.まとめ

4章 高透過率のSAW方式のタッチパネル               中沢文彦
 1.はじめに
 2.SAWデバイスと検出原理
 3.トランスデューサ構造
 4.電極材料
 5.ガラス
 6.トランスデューサ構成
 7.検出回路
 8.ソフトウェア
 9.まとめ

5章 静電容量式タッチパネルの最新技術動向            黒沢 理
 1.はじめに
 2.静電容量式タッチパネルのパネル構成
  2.1 フロントシールド(シート)
  2.2 表面オーバーコート
  2.3 表面透明電動膜(電界層)
  2.4 アンダーコート(上部)
  2.5 ガラス基板
  2.6 アンダーコート(下部)
  2.7 裏面透明導電膜(シールド層)
  2.8 裏面オーバーコート
 3.静電容量式タッチパネルの駆動回路
 4.静電容量式タッチパネルの進歩
  4.1 位置精度の向上・・・ノイズとの戦い
  4.2 パネル構造上の要求
  4.3 光学特性向上
  4.4 ユーザーインターフェース向上
 5.静電容量式タッチパネルの新たな展開
 6.おわりに

6章 電磁誘導方式デジタイザ                       堀江利彦
 1.はじめに
 2.電磁誘導方式デジタイザの作動原理
  2.1 一般的な電磁誘導方式
  2.2 電磁誘導方式の特徴
  2.3 電磁誘導方式の課題
 3.電磁授受作用方式デジタイザ
  3.1 電磁授受作用方式の概略
  3.2 電磁授受作用方式の特徴
  3.3 電磁授受作用方式デジタイザの構造例
 4.電磁授受作用方式デジタイザの動作原理
  4.1 原理
  4.2 座標検出方法
  4.3 電子ペンの動作原理
 5.デジタイザの性能
  5.1 静特性
  5.2 動特性
 6.コンピュータとの接続
 7.電磁授受作用方式を採用した液晶ペン入力用デジタイザの紹介
  7.1 12.1"液晶用SU-029-デジタイザユニット
  7.2 電子ペン
 8.おわりに

7章 抵抗膜式タッチパネル                        矢ケ崎琢也,中西 朗
 1.はじめに
 2.抵抗膜式タッチパネルの他の方式との比較
 3.抵抗膜式タッチパネルの構造とバリエーション
 4.抵抗膜式タッチパネルの動作原理と主要特性
 5.定硬膜式タッチパネルの技術動向
  5.1 視認性の向上
   5.1.1 反射防止膜を利用した視認性向上
   5.1.2 偏光板を利用した反射防止法による視認性向上
   5.1.3 その他の反射防止法による視認性向上
   5.1.4 ニュートンリング防止
  5.2 耐久性の向上
  5.3 耐環境性の向上
  5.4 耐指紋付着性の向上
  5.5 狭額縁設計
  5.6 薄型化
 6.今後の展開

8章 スピーカー一体型タッチパネル                   佐伯 周二,村上 哲郎
 1.はじめに
 2.基本構成と発音原理
 3.音響基本性能
  3.1 表面フィルムの音響駆動
  3.2 ドライバ位置と音圧周波数特性
 4.スピーカ一体型タッチパネル
 5.スマートフォンへの応用
 6.今後の展開

9章 携帯端末向けフィルム-フィルムタッチパネル        遠藤みち子
 1.はじめに
 2.広がるタッチパネルの用途
 3.抵抗膜方式タッチパネルの構造
 4.フィルム-フィルムタッチパネルの構成
  4.1 アンチニュートン処理
  4.2 狭額縁対応
  4.3 裏面粘着層
  4.4 外形
  4.5 保護フィルム
 5 フィルム-フィルムタッチパネルの課題
  5.1 耐環境特性
  5.2 透過率
  5.3 耐久性
 6.フィルム-フィルムタッチパネルの応用分野
 7.今後の動向

10章 低反射タッチパネル                         村上誠一
 1.はじめに
 2.基本構造と原理
  2.1 別置タイプ
   2.1.1 直線偏光板を使った別置タイプ
   2.1.2 円偏光板を使った別置タイプ
  2.2 インナータイプ
 3.構成材料
  3.1 偏光板材料
  3.2 タッチパネル電極材料
 4.実用化課題の克服
  4.1 光学性能の改善
   4.1.1 全面貼り合わせ構造
   4.1.2 補償用1/4λ位相差板
   4.1.3 反射防止コーティング
  4.2 パネル構造の改善
   4.2.1 耐環境挙動
   4.2.2 薄型化と材料コスト低減
 5.将来の市場性と開発ターゲット

11章 タッチパネル用印刷インキ                     塩沢直行,三谷 毅
 1.はじめに
 2.抵抗膜式タッチパネルの構造と使用材料
 3.製造プロセスと使用インキ
 4.使用印刷材料の構成
  4.1 ITOエッチング用レジストインキ
  4.2 銀ペースト
  4.3 ドットスペーサ
  4.4 絶縁インキ
  4.5 粘着ペースト,粘着テープ
  4.6 異方導電ペースト(ACP)・異方導電フィルム(ACF)
 5.当社のタッチパネル関連材料
 6.今後の展望

12章 抵抗膜式タッチパネルの評価方法と装置        三谷雄二,高野瀬弘二,板倉義雄
 1.はじめに
 2.抵抗膜式タッチパネルの種類と特性
 3.検査項目と検査機
 4.アナログ式タッチパネルの検査原理
 5.マトリックス式のタッチパネルの検出原理
 6.アナログタイプ・タッチパネルの検査項目と使用例
 7.評価システムと事例
  7.1 電気特性試験機
  7.2 筆記耐久試験機
  7.3 評価機
  7.4 ON荷重測定機
  7.5 打鍵試験機
  7.6 開放型透過率測定機
 8.おわりに

13章 タッチパネル上に凹凸テクスチャ感を表現する静電触感ディスプレイ
                                      山本 晃生
 1.はじめに
 2.触感ディスプレイ
 3.静電触覚提示
 4.フィルムスライダを用いた静電触感ディスプレイ
  4.1 原理
  4.2 構成例
  4.3 特性
  4.4 微細凹凸テクスチャの表現例
 5.タッチパネルを用いた視触覚ディスプレイ
  5.1 装置構成
  5.2 テクスチャ提示例
 6.まとめ

15章 ユーザインタフェースとしてのタッチ画面特性とキーボードレイアウトの改善
                                         黒川隆夫
 1.はじめに
 2.デスクトップ型タッチ画面の基本インタフェース特性
  2.1 ポイント時間
  2.2 ポイント精度
  2.3 テイクオフ法におけるポイント時間とポイント精度
  2.4 水平画面と垂直画面
  2.5 単一ボタン表示とマルチボタン表示
  2.6 タッチ画面インタフェースのデザインガイドライン
 3.PDAタッチ画面の基本インターフェース特性
 4.タッチ画面上のキーボードの特性とその改善
  4.1 5種類のかなキーボードの特性
  4.2 キーボードレイアウトの改善
 5.おわりに


目次

光学式タッチパネル
赤外線イメージセンター方式「XYFer Tchnology」
超音波表面弾性波方式タッチパネル
高透過率のSAW方式のタッチパネル
静電容量式タッチパネルの最新技術動向
電磁誘導方式デジタイザ
抵抗膜式タッチパネル
スピーカ一体型タッチパネル
携帯端末向けフィルム―フィルムタッチパネル
低反射タッチパネル
タッチパネル用印刷インキ
抵抗膜式タッチパネルの評価方法と装置
タッチパネル上に凹凸テクスチャ感を表現する静電触感ディスプレイ
ユーザインタフェースとしてのタッチ画面特性とキーボードレイアウトの改善

著者等紹介

三谷雄二[ミタニユウジ]
(株)タッチパネル研究所代表取締役
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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