内容説明
小野派一刀流宗家の肩書きを持つクリスチャン笹森順造は別名剣道大臣とも云われる。名門東奥義塾塾長また青山学院長を歴任、戦後政界に転じ片山内閣国務大臣となる。直面したGHQによる剣道禁止令の解除に奔走、撓競技の創設と普及に努め剣道の命脈を保つ。本物語はこの異色の剣道大臣を取り巻く戦後日本の剣道界青春群像である。
目次
八月十五日
学校剣道禁止
衆議院選出馬
政治家
剣道部学生奔走
連立政権
剣道大臣
天皇巡幸
剣道家たち
撓競技誕生
浸透
薙刀支援
飛躍
日本独立
行事拡大
全日本剣道連盟
国民体育大会参加